システム設定

システム設定画面の各項目について説明します。

①サーバーアドレス:現在接続しているSenseLinkのURLが表示されます。初期設定値はhttps://link.japan.co.jp/sl/です。

②NTPサーバーアドレス:時刻同期可能なNTPサーバーを選択することができます。初期設定は自動です。

指定したNTPサーバーを使用する場合は、「カスタマイズ」を選択します。

NTPサーバーアドレス欄に、指定するNTPサーバーのアドレスを入力し、確定をタップします。

③サードパーティモード:サードパーティが提供するサービスと連携させる場合、オンにしてください。

この機能はデバイスがQRコードを読み取ったデータを、連携させたサードパーティ側のサーバに送信するものです。利用例として、QRコードでセキュリティゲートのドアを開けたりすることが可能となります(専用のシステム構築が必要)。利用方法やシステム構築などについては別途弊社までお問い合わせください。

オンにすると接続先のURLを入力するメニューが表示され、その欄をクリックすると、アドレスを入力する画面が表示されます。

サーバーとは、以下のフォーマットでデータが転送されます。

Method: POST Head: Content-Type, application/json; charset=UTF-8 Data: {“data“: , “device_info”: {“name“: <device_name>, “position“: <device_plation>, “sn“: <serial_no> }, “timestamp”: } Responseが200の場合、ドアが開きます(認証が通ります)。 それ以外の場合、画面にエラーコードが表示されます。

サーバーアドレス設定では、httpsの利用を推奨します。

④盗難アラート:デバイスの盗難防止スイッチが作動した際のアラート音の出力を、ON/OFFで設定できます。初期設定値はOFFです。

⑤認証方式:現在の認証方式を表示します。

顔認証方式はデバイス認証とサーバー認証で切り替えが可能ですが、デバイス側から設定変更はできません。切り替えは SenseLink Cloud からのみ実施可能です。詳しくはSenseLink Cloudマニュアル、5 顔認証モードの切替 5.5 顔認証モードの切替を参照してください。

SenseLink側で顔認証モードを「サーバー認証」へ切り替えると、デバイス側に保管されている全ての認証関連データが削除されます。そのため「サーバー認証」をOFFからONに切り替えた後、再度OFFにすると認証用データの再構築に時間がかかる場合があります。

⑥認証モード:顔認証、顔/QRコード/カードのスキャン、顔+カードのスキャンから選択が可能です。

⑦音声設定:タップすると以下の音声ガイダンスの設定が可能です。

[ Pass/Miniのみ ]

SensePassでは、2〜4の項目は表示されません。

[ E/Airのみ ]

[ E/Airのみ ] 使用環境

SenseThunder-E/Airで対応している機能です。

使用環境を室内/半室内から選択できます。初期設定値は室内です。半室内を選択すると、顔検出部分に自動で露出補正機能が働きます。

逆光補正的に利用すると、逆光の状況下でも顔認証しやすくなる場合があります。

<逆光補正の例>

⑧言語設定:表示言語を設定することができます。設定できる言語は中文、繁体、英語、韓国語、日本語から選択できます。

⑨画面の明るさ:デバイスのディスプレイ画面の明るさを設定できます。初期設定値は60です。

⑩暗所補助光:RGBカメラの周辺輝度が低く、顔認証ができない場合に使用します。補助光がONの場合は、1m離れた光源の光の明るさが少なくとも10lux未満となる場合には補助光が発光され、発光中の明るさが20luxを超えると補助光が消灯されます。初期設定値はOFFです。

⑪スリープ・スタンバイ:デバイスをスリープ状態やスタンバイ状態とするか、ON/OFFで設定できます。

以下⑫〜㉒の項目について説明します。

⑫スタンバイ解除距離:デバイスのスタンバイ状態を解除する距離を設定できます。解除距離内でデバイス方向への動きを検出した場合、スタンバイ状態、及びスリープ状態が解除されます。

⑬スタンバイ時間:デバイスがスタンバイに入るまでの時間を設定できます。初期設定値は1分です。設定した時間が経過すると以下の画面が表示され、スタンバイ状態になります。

⑭スリープ時間:デバイスがスリープ状態に入るまでの時間を設定できます。初期設定値は3分です。スタンバイ状態で設定時間分が経過すると下記黒画面が表示され、スリープ状態になります。スタンバイ状態よりも省電力の状態となります。

⑮自動再起動:自動再起動を行うかを設定します。初期設定値はONです。

⑯自動再起動時刻:⑮自動再起動がONの場合、再起動を行う時刻を設定します。初期設定値は午前2時です。設定時刻から1時間以内のランダムな時間で再起動が発生します。

⑰画面にタッチして認証:デバイスの以下の画面を表示し、一度タッチした後に、温度検知画面の表示に切り替えできるかON/OFFで設定できます。設定すると以下の画面に遷移します。この機能をONにすると、画面をタッチして温度検知画面で検知を行った場合は、⑱で説明する完了時間経過後に再び以下の画面に遷移します。温度検知を行わなかった場合、タイムアウト時間経過後に再び以下の画面に遷移します。

⑱ネットワーク設定:本デバイスのWi-Fi及び有線LANの接続設定先を設定・変更できます。

<Wi-Fi接続先の設定・変更>

下記Wi-Fiをタップすると接続中のSSID及び、接続先候補のSSIDが表示されます。SSIDをタップすることで、Wi-Fi接続が可能です。

<有線LAN接続先の設定・変更>

下記Ethernetをタップすると以下の画面が表示され、接続方法の変更などが可能です。

<ネットワーク検出>

「ネットワーク検出」をタップすると、以下の画面が表示されます。

以下の情報が確認可能です。

⑲USBキーボード・マウス:ONに設定すると、本デバイスにUSBで接続されたキーボード・マウスを認識します。OFFに設定すると認識しません。初期設定値はOFFです。

⑳USBメモリ:ONに設定すると、本デバイスに接続されたUSBメモリを認識します。OFFに設定すると認識しません。初期設定値はOFFです。

㉑ロゴを表示する:画面右下に設定したロゴを表示するかを設定します(ロゴの設定はSenseLinkから行います)。

サーモグラフィ表示をオフにしないと、ロゴを表示することはできません。

㉒全設定をリセット:システム設定画面の全ての設定を出荷時状態に戻すことができます。

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