正しい温度検知のためのガイドライン
最終更新
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正しく温度検知を行って頂くために、以下のガイドラインを必ず守ってください。
ガイドラインに沿わずにご利用頂いた場合、正しい精度で温度検知を行うことができない場合があります。
屋内に設置してください。
屋外や半屋外への設置は避けてください。
本製品は防水・防塵構造にはなっていないため、外気/風雨/粉塵が直接吹き込むことで、故障の原因となります。
屋外や半屋外での使用は保証範囲外となります。
設置環境の室温は、以下の範囲でご利用ください。
製品名 | 環境温度 |
SenseThunder-Mini | 17℃〜30℃ |
SenseThunder-Air | 10℃〜35℃ |
SenseThunder-E | 15℃〜25℃ |
設置場所の室温が上記の範囲外となる場合、正しい精度での温度検知が出来ません。
製品名 | 温度検知誤差 |
SenseThunder-Mini | ±0.4℃ |
SenseThunder-Air | ±0.4℃ |
SenseThunder-E | ±0.3℃ |
夏季・冬季期間は、冷暖房設備を利用し、上記の環境温度の範囲内に保つようにしてください。
直射日光を避けてください。
熱源/照明を避けてください。
サーモグラフィーの画面に日光、照明器具、暖房器具、熱をもつ機器、直射日光を受ける床/壁などが映らないようにしてください。
設置時にサーモグラフィー映像から熱源が入っていないか(熱を持った場所がないか)を確認してください。
風のない場所でご使用ください。特にサーモカメラに風が当たらないようにしてください。
出入り口の扉付近や風除室内およびその扉付近
屋内であっても、上記の場所への設置は避けてください。
以下の観点で設置に適しておりません。
①外気/風雨/粉塵が直接吹き込む/外気の影響により室温が17℃〜30℃の範囲外になりやすい
→外気の通り道を避け、扉から最低10メートルほど距離を離してください。
②直射日光が差し込む
→サーモカメラを扉や窓に向けないようにしてください。
③体表面温度が屋内温度に慣れていない
→屋外から来た人は、夏季の期間は1分程度待っていただくか、空調のよく効いた空間を10m程度歩いていただくようにしてください。冬季の期間は1〜5分程度待っていただくようにしてください。
正しい温度検知のためには、「設置場所の環境について」に加え、下記の温度検知時の環境に関するガイドラインを遵守頂く必要があります。
設定した「温度検知距離」で温度検知を実施してください。
温度検知距離設定が120cmの場合は、120cm付近で温度検知を実施してください。50cmなど設定値と異なる距離で温度検知を行うと検知結果に誤差が生じる場合があります。
温度検知時は、帽子・ヘルメット・バンダナ等の額を隠す物は外してください。
新規導入時や機器交換時には、温度校正作業を実施してください。
温度校正作業を実施することで、正しい温度検知範囲でご利用いただくことができます。校正作業の実施手順は、一般ユーザー用の操作方法をご確認ください。
夏季の期間は身体を屋内温度に慣らした後、検知してください。
本製品は体表面温度を検知するため、屋内温度に慣らさないことで検知結果が夏季期間は高温となります。
屋外から来た人は1分程度待っていただくか、空調のよく効いた空間を10m程度歩いていただくようにしてください。
前髪を上げて額で温度検知を実施してください。
髪の毛が熱いまま(室内温度に慣れる前)に温度検知を行うと、温度が高く表示されることがあります。この場合、前髪を上げて額で検知すると改善します。
メガネを外して端末の近くで温度検知を実施してください。
夏季モードに切り替えてご利用ください。
夏季モードでは、温度検知範囲を狭くすることで、髪の毛が熱いために誤検知してしまう確率を低減することができます。
温度検知設定の温度検知環境で設定されているモードを確認し、夏季モードへの切り替えの目安を参考に、必要に応じて通常モードまたは夏季モードの設定を実施してください。
夏季モードへの切り替えの目安について
屋外から来た人物をすぐに温度検知する際、以下の場合には夏季モードに適宜切り替えをお願いします。
外気温が28℃を超える場合
外気温が28℃以下でも以下のような事象が発生する場合 ①.被測定者が直射日光などで頭髪‧顔などが熱されたことにより、異常高温が発生 ②.カメラ視野内に熱せられた物体(コンクリート、鉄、ガラスなど)があり、異常高温が発生
冬季の期間は身体を屋内温度に慣らした後、検知してください。
本製品は体表面温度を検知するため、屋内温度に慣らさないことで検知結果が冬季期間は低温となります。
屋外から来た人は1〜5分程度待って頂くようにしてください。
屋外の気温の影響などにより温度検知結果が低く出る場合は、冬季モードをご使用ください。冬季モードをご使用いただくことで温度検知結果が低く出る確率を低減することができます。
メガネを外して端末の近くで温度検知を実施してください。
額辺りの表面が冷えたまま(室内温度に慣れる前に)検知すると、温度が低く表示されることがあります。この場合、温度検知距離の設定を50cmに設定し、その距離でメガネを外して検知すると改善する場合があります。
冬季モードへの切り替えの目安について
屋外から来た対象をすぐに温度検知する際、以下の場合には冬季モードに適宜切り替えをお願いします。
外気温が17℃を下回っている場合
外気温が17℃以上でも、被測定者が風などで頭髪‧顔などが冷やされたことにより、異常低温が発生する場合
<自動モードのご利用について>
自動モードは設置環境温度が28℃を超える場合に自動で夏季モードに、また17℃を下回る場合に自動で冬季モードとして動作し、それ以外の温度では通常モードとして動作します。