3.2 設定項目の説明
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使用頻度の高いシステム設定の各項目について説明します。
①音声アナウンス:ONに設定されている場合、温度測定・認証時に設定言語である日本語音声で反応します。初期設定はOFFになっています。
②温度検知:温度検知機能が有効と無効をそれぞれON/OFFで設定することができます。初期設定はONになっています。
③温度アラームしきい値:温度測定の結果をNGとする温度を設定することができます。初期設定値は37.5℃になっています。
④温度異常時アクセス拒否:OFFに設定すると温度測定の結果がNGでも顔認証結果が正常であればドア解錠信号が出力されます。初期設定はONになっています。
⑤サーモグラフィー表示:顔認証画面でのサーモグラフィーの表示と非表示をそれぞれON/OFFで設定することができます。初期設定はONになっています。
⑥室内温度:設定環境に応じて測定結果を補正することができます。初期設定値は24℃になっています。
⑦温度検知距離:温度検知を行う際のSenseThunder-E端末本体と被写体の距離を設定することができます。初期設定値は1.0m(100cm)になっています。
⑧温度異常時アラーム鳴動:検知した被写体の温度が異常である場合にアラート音を出力するよう設定できますが、その音量を0から100内で設定することができます。初期設定値は100になっています。
⑨高速検知モード:ONに設定している場合はゲート/ドアのアクセス制御が無効となり、温度測定のみが利用できます。OFFに設定している場合は、ゲート/ドアの顔認証におけるアクセス制御と、温度測定を同時に利用できます。初期設定はONになっています。
⑩温度正常時アクセス許可:高速検知モードがONに設定している場合のみ本項目は設定可能になります。ONに設定している場合に温度検知結果が正常であれば、ドア解錠信号が出力されます。さらに⑬マスク検知がONに設定している場合は、温度検知結果ON、かつマスク検知結果ONの時にドア解錠信号が出力されます。OFFに設定すると当該信号は出力されません。初期設定はOFFになっています。
⑪温度異常時のアクセス許可:高速検知モードがONに設定している場合のみ本項目は設定可能になります。ONに設定している場合は、温度検知結果が異常であってもドア解除信号が出力され、OFFに設定している場合は出力されません。初期設定はOFFになっています。
⑫温度検知環境:通常モードと夏季モードを選択できます。それぞれ以下のように図示される緑枠の部分で温度測定を行います。初期設定は通常モードになっています。
夏季モードへの切り替えの目安として、屋外から来た人物をすぐに測定する際には
外気温が30℃を超える場合
外気温が30℃未満であっても被写体の背景に熱せられた物体(特にコンクリート、鉄、ガラスなど)があり異常高温が発生する場合
となり、これ以外は通常モードに設定してください。
⑬マスク検知:マスク検知機能の有効無効をそれぞれON/OFFで設定することができます。初期設定値はOFFになっています。
⑭マスク未着用時アクセス拒否:ONに設定している場合にマスクが着用されており、温度検知結果及び顔認証結果が正常であればドア解錠信号を出力します。OFFに設定している場合にマスクが未着用でも、温度検知結果及び顔認証結果が正常であればドア解錠信号を出力します。初期設定はONになっています。
⑮マスク未着用時アラーム鳴動:マスク未着用を検知した場合にアラート音を出力可能ですが、その音量を0から100で設定することができます。初期設定値は100になっています。
⑯レコードの保存:ONに設定している場合、全ての人物の通行と温度測定結果を残し、OFFに設定している場合はそれらを残しません。初期設定はOFFになっています。
⑰未登録者レコードの保存:ONに設定している場合、顔未登録者を含めた全ての人物の通行と温度測定結果を残し、OFFに設定している場合はそれらを残しません。
⑱顔認証間隔:同じ人物がSenseThunder-Eの前に立ち続けた場合の連続顔認証間隔を設定することができます。ある人物の認証後に異なる人物を認証する場合は、この間隔にかかわらず顔認証実行します。
⑲自動再起動:端末の安定稼働のため、1日1回の自動起動をON/OFFで設定することができます。初期設定はONになっています。ONが推奨されますが、24時間確実に温度測定を行いたい場合はOFFに設定することも可能です。
⑳自動再起動時刻:自動再起動時刻を設定することができます。初期設定値は午前2時になっています。
㉑全設定リセット:押下することでシステム設定画面の全ての項目が、購入時の設定に戻ります。