3.2 設定項目の説明
最終更新
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使用頻度の高いシステム設定の各項目について説明します。
①サーバーアドレス:本デバイスが接続されているSenseLink CloudまたはSenseLink Enterpriseのサーバーアドレスを表示します。
②NTPサーバーアドレス:本機能はV1.1.1から利用可能な機能です。時刻同期可能なNTPサーバーを選択することができます。初期設定は自動です。自動で選択されたNTPサーバーを使用する場合は自動を選択します。指定したNTPサーバーを使用する場合は、以下の手順でカスタマイズ設定を選択します。
・Androidの設定画面から日付と時刻の自動設定をOFFにします。
・NTPサーバーアドレスの項目からカスタマイズを選択し、指定したいNTPサーバーのアドレスを入力し、確定をタップします。
設定項目
説明内容
自動
AndroidOSに搭載されている2.android.pool.ntp.org / north-america.pool.ntp.orgのサービスを使用します。
尚、SenseLink Enterpriseサーバーをご使用の場合はこちらのサーバーとの時刻同期が優先されるため、上記サービスは実質無効となります。
カスタマイズ
任意のNTPサーバーをご利用いただけます。ただし、インターネットプロバイダーのNTPサービスはご利用ただけません。
③補助光:RGBカメラの周辺輝度が低く顔認証ができない場合に使用します。補助光がONの場合は、1m離れた光源の光の明るさが少なくとも10lux未満となる場合には補助光が発光され、発光中の明るさが20luxを超えると補助光がを消灯されます。初期設定値はOFFです。
④温度検知:温度検知機能が有効と無効をそれぞれON/OFFで設定します。初期設定はONです。
⑤温度アラームしきい値:温度測定の結果をNGとする温度を設定します。初期設定値は37.5℃です。
⑥温度異常時アクセス拒否:初期設定はONです。OFFにすると温度測定の結果がNGでも顔認証結果が正常であればドア解錠信号が出力されます。
⑦サーモグラフィー表示:顔認証画面でのサーモグラフィーの表示と非表示をそれぞれON/OFFで設定します。初期設定はONです。
⑧温度表示単位:摂氏(℃)と華氏(℉)から選択が可能です。初期値は摂氏(℃)です。
⑨温度検知距離:温度検知を行う際の本デバイスと被測定者の間の距離を示します。初期設定は120cmです。
⑩温度異常時アラーム鳴動:検知した被写体の温度が異常である場合に出力されるアラート音について、出力するかどうかをそれぞれON/OFFで設定します。初期設定はONです。
⑪高速検知モード:サーモカメラがUSBで接続されており、ONに設定されている場合はゲート/ドアの顔認証機能が無効となり、温度検知のみが利用できます。OFFの場合は、ゲート/ドアの顔認証におけるアクセス制御と、温度検知を同時に利用できます。初期設定はONです。尚、サーモカメラがUSBで接続されていない場合は顔認証機能のみ利用できます。
⑫温度正常時アクセス許可:高速検知モードがONに設定されている場合のみ本項目は設定可能です。ONに設定すると温度検知結果が正常であればドア解錠信号が出力されます。さらに、後述するマスク検知がONに設定されている場合は、温度検知結果ON、かつマスク検知結果ONの時にドア解錠信号が出力されます。OFFに設定すると当該信号は出力されません。初期設定はOFFです。
⑬温度異常時アクセス許可:本機能はV1.1.1から利用可能な機能です。高速検知モードがONに設定されている場合のみ本項目は設定可能です。ONに設定すると温度検知結果が異常温度の場合にドア解錠信号が出力されます。
⑭温度検知環境:自動モード、通常モード、夏季モード冬季モードを選択できます。夏季モードは設置環境温度が28℃を上回る場合に使用し、冬季モードは設置環境温度または外気温が17℃を下回る場合に使用してください。これら以外の場合は通常モードを使用してください。また、自動モードは設置環境温度が28℃を上回る場合に夏季モードに、また設置環境温または外気温が17℃を下回る場合に冬季モードになりそれ以外は通常モードと自動で切り替わるモードです。
それぞれ以下のように図示される緑枠の部分で温度測定を行います。初期設定は自動モードです。
夏季モード、冬季モードへの切り替えの目安は6.1 正しい温度検知のためのガイドラインを参照してください。
⑮マスク検知:マスク検知機能に有効無効をそれぞれON/OFFで設定します。初期設定値はOFFです。
⑯マスク未着用時アクセス拒否:ONに設定すると、マスクが着用されており、温度検知結果及び顔認証結果が正常であればドア解錠信号を出力します。OFFに設定するとマスクが未着用でも温度検知結果及び顔認証結果が正常であればドア解錠信号を出力します。マスク検知をONとすることで設定が可能となり初期設定はONです。
⑰マスク未着用時アラーム鳴動:マスク未着用を検知した場合にアラート音を出力するかしないかをそれぞれON/OFFで設定します。マスク検知をONとすることで設定が可能となり初期設定はONです。
⑱レコードの保存:ONに設定すると全ての人物の通行と温度測定結果を本デバイスに保存し、OFFに設定すると保存しません。初期設定はOFFです。
⑲顔キャプチャ画像を記録:⑱レコードの保存がONの場合に選択できます。SenseLink接続時に顔認証レコードアップロードする際、顔画キャプチャ画像を及び関連情報をアップロードするかどうかを選択できます。初期設定値は有効です。
⑳未登録者レコードの保存:ONに設定すると、顔未登録者を含めた全ての人物の通行と温度測定結果を本デバイスに保存し、OFFに設定すると保存しません。
㉑顔認証しきい値:被写体の顔を認証する際のしきい値です。初期設定は92%です。値が高くなるにつれて顔の認証率が上がります。
㉒顔認証/IDカード認証しきい値:現時点では利用できません。
㉓認証間隔:同じ人物がSenseThunder-Miniの前に立ち続けた場合の連続顔認証間隔を設定します。ある人物の認証後に異なる人物を認証する場合は、この間隔にかかわらず顔認証を実行します。
㉔自動再起動:端末を安定稼働のための1日1回の自動起動をON/OFFで設定します。初期設定はONです。ONが推奨されますが24時間確実に温度測定を実施する場合はOFFに設定することも可能です。
㉕自動再起動時刻:自動再起動時刻を設定します。初期設定値は午前2時です。設定時刻から1時間以内のランダムな時間で再起動が発生します。
㉖全設定リセット:タップすることでシステム設定画面の全ての設定項目が購入時に戻ります。