10 イベント

認証レコードやアラートなど、様々なイベントを管理する機能について記載されています。

イベント画面では、現在のプロジェクトに登録されたデバイスのデータのみが表示されます。

SensePass GE V1.2.3では、イベント機能、勤怠はサポートされません。

10.1 認証レコードの管理

Basicプランは30日間、Professionalプランは365日間、認証レコードが保存されます。 ご契約のプランについては、サービス開始時に契約担当者様に送付されるメール「サービス開始のご連絡」にてご確認ください。

ナビゲーションメニューの[イベント]→[認証レコード]をクリックしてください。認証レコードの一覧が表示されます。

以下の情報が認証レコードとして記録されます。認証結果やデバイスの設定によっては、空欄の場合があります。

表:認証レコード項目

項目

概要

スナップショット

認証時にデバイスが撮影した写真。一覧では顔部分のサムネイルのみ表示されますが、ホバーすると全体が表示されます

認証用写真(認証時写真)

登録者情報で認証用顔写真として登録された写真

※現在バグにより、画面上「認証時写真」と表示されています

ID写真

(サポートされない項目です)

氏名

氏名

登録者タイプ

従業員、ビジター、拒否リスト、未登録者、またはなりすましのいずれかが表示されます ※なりすましの詳細は 誤認証タイプの「なりすまし」を参照

認証方法

現在、顔認証のみサポートされています

グループ

所属する従業員グループ、ビジターグループ、または拒否リストグループ

拡張情報

デバイスからアップロードされる拡張情報が格納されます。 例: "勤怠フラグ:1"

方向

デバイスに設定された認証方向

デバイス名

デバイス名

異常検知タイプ

サポートされる異常検知タイプは以下のものです。その他の異常検知タイプはサポートされません

  • 来訪期間外

  • 勤務時間外

  • 異常な体温(温度異常)

  • マスク未着用

誤認証タイプ

表: 誤認証タイプをご参照ください。誤認証レコードの管理方法については次節をご参照ください

年齢

推定年齢

性別

推定性別

  • female:女性

  • male:男性

ヒゲ

推定ヒゲの生え状態

  • mustache_style_type_none:ヒゲなし

  • whiskers:ヒゲあり

メガネ

推定メガネの着用状態

  • glasses_style_type_none:メガネなし

  • transparent_glasses:透明なメガネ

  • sunglasses:サングラス

帽子

<SenseNebula専用項目>

推定帽子の着用状態

  • hat_style_type_none:帽子なし

  • cap:帽子あり

表情

時間

認証時間

マスク

未着用の場合「未着用」と表示されます。着用していた場合、何も表示されません

体温(温度)

デバイスの設定によらず摂氏で表示されます

表:誤認証タイプ

誤認証タイプ

概要

他人として認証

登録者が他の登録者として認証された場合

未登録者として認証

登録者が未登録者として認証された場合

Non-Livingとして認証

写真やビデオ、3Dマスクなどによるなりすましではないのに、生体認識の結果なりすましであると認識された場合

未登録者突破

未登録者が登録者として認証された場合

なりすまし

写真やビデオ、3Dマスクなどによるなりすましなのに、なりすましではないと認識された場合

「なりすまし」とは、第三者が写真やビデオ画像、3D顔マスク等を使って、別の人に偽装してシステムを利用したり、認証する活動を指します。SenseThunderなどのデバイスに備わっている生体検知機能において、生体として認識できなかった場合の認証レコードでは登録者タイプが「なりすまし」と表示されます。

表検索できる項目には、登録者タイプ、認証方法、誤認証タイプ、異常検知タイプ、登録者グループ、認証期間、デバイス、登録者名があります。 検索した項目を選択して検索ボタンをクリックしてください。検索結果が表示されます。

リセットボタンをクリックすると検索結果が解除され、デフォルトの一覧画面が表示されます。

登録者タイプの「その他」は現在開発中の項目のため、使用できません。

ユーザーのプライバシーを保護するために、特定のフィルターとキーワードによって認識レコードを削除できます。

認証レコードを削除しても、ダッシュボードで表示している当日分の集計値は変わりません。

認証レコードを削除すると、認証統計、勤怠レコード、勤怠統計に影響します。 記録は回復できません。 認証レコードを削除するときに、十分ご注意ください。

10.2 誤認証レコードの管理

SenseLinkのユーザーは認証レコードを確認し、認証結果が誤りだと判断した場合に誤認証のタグをレコードに付与して管理することができます。

誤認証タイプは前節の 表:誤認証タイプに記載されています。 誤認証タグを付与する認証レコードの認証時写真にマウスオーバーしてください。写真全体が表示され、写真の下部に「誤認証タグ」が表示されるのでクリックしてください。

誤認証タグ登録画面が表示されます。誤認証タイプを選択し、必要であれば特記事項欄に特記事項を記入して適用ボタンをクリックしてください。

「この操作は取り消ししません。タグをつけますか?」のメッセージが表示されます。この情報でよければ、確定ボタンをクリックしてください。

誤認証タグを付与した認証レコードの誤認証タイプ欄に、付与したタグが表示されていることを確認してください。

10.3 登録者別 認証レコードの管理

登録者別に認証レコードを管理することができます。

ナビゲーションメニューの[イベント]→[登録者別 認証レコード]をクリックしてください。登録者別の認証レコードの概要が表示されます。登録者の認証レコードの詳細を確認する場合は、設定欄の詳細をクリックしてください。

認証レコードページに遷移し、選択した登録者のみの認証レコードが一覧で表示されます。

デフォルトでは、認証を行なっていない登録者は一覧に表示されません。認証していない登録者を表示させるには、検索欄にある「未認証登録者を表示」にチェックを入れてください。

10.4 デバイスアラートの管理

デバイスが検知した様々なアラートを管理することができます。

Basicプランは30日間、Professionalプランは365日間、デバイスアラートが保存されます。 ご契約のプランについては、サービス開始時に契約担当者様に送付されるメール「サービス開始のご連絡」にてご確認ください。

SensePass GE V1.2.3では、発生したアラートの管理はサポートされません。

ナビゲーションメニューの[イベント]→[デバイスアラート]をクリックしてください。デバイスアラートの一覧が表示されます。

表:アラートタイプ

アラートタイプ

概要

盗難アラート

デバイスにある盗難アラートボタンが押された場合に発生します

ドア・ゲート強制突破アラート

通行者が規定の方法以外でドアまたはゲートの通行(突破)したことを検知した場合に発生します。デバイス側でGPIO端子によるドア開閉センサーの設定がされている場合のみ有効です

ドアセンサータイムアウト

デバイスの設定項目「ドアオープンタイム」の設定時間内にドアの開閉が終了しない場合に発生します。デバイス側でGPIO端子によるドア開閉センサーの設定がされている場合のみ有効です

パスワードクラッキング

デバイスでパスワードの入力を5回間違った場合に発生します。不審者による不正ログインを検知できます

オフラインアラート

デバイスの故障またはネットワーク、その他が原因でデバイスがSenseLinkに接続されない状態を「オフライン」と呼びます。デバイスがオフラインになった場合に発生します

Bluetooth 電池残量低下

(サポートされない機能です。利用できません)

サーモカメラ接続アラート

SenseThunderシリーズのサーモグラフィカメラ部分の接続に不具合がある場合に発生します

RGBカメラ異常

(サポートされない機能です。利用できません)

IRカメラ異常

(サポートされない機能です。利用できません)

カメラ汚れ

SenseNebulaシリーズにおいて、カメラ部分の汚れ等により認証ができない場合に発生します

Non-living アタック

写真やビデオ、3Dマスクなどによるなりすましを検知した場合に発生します

消防アラート

デバイス側でGPIO端子による消防アラートシステム等との接続設定がされている場合のみ有効です

特徴量抽出エラー

顔認証時にデバイスが顔特徴量の抽出に失敗した場合に発生します

検索項目として、日付、デバイス、アラートタイプ、アラートのステータスがあります。検索したい項目を設定し、検索ボタンをクリックしてください。検索結果が表示されます。

アラートを確認後、アラートを解除することができます。 アラート発生中の場合、アラート一覧のアラートステータスが「アラート発生中」となります。解除したいアラートの「アラート解除」ボタンをクリックしてください。 ステータスが「アラート発生中」から「解除完了」になります。

オフラインでデバイスアラートを生成した後でオンラインにした場合、初回のみダッシュボード上に警告が表示されることがあります。表示された場合は画面を再表示(リロード)することで、警告は表示されなくなります。

サーモカメラ接続アラートは、SenseLinkからアラート解除を行うことができません。SenseThunderシリーズをSenseLinkに接続した状態で、サーモカメラをSenseThunderシリーズのデバイスへ接続すると、自動的にSenseLink上のアラートが解除されます。

10.5 認証レコードのエクスポート

認証レコードの一覧を最大100,000件までExcelファイルへエクスポートすることができます。ただし写真はエクスポートできません。

ナビゲーションメニューの[イベント]→[認証レコード]をクリックしてください。認証レコード一覧が表示されます。検索したレコードのみエクスポートする場合は、検索条件を選択して検索ボタンをクリックしてください。

一覧上部にあるエクスポートをクリックしてください。

追加エクスポートフィールド選択画面が表示されます。Excelファイルに追加でエクスポートしたいフィールドを選択し、確認をクリックしてください。

エクスポートフィールドは以下です。

フィールド

デフォルト

氏名

Yes

登録者タイプ

Yes

グループ

Yes

方向

Yes

デバイス

Yes

時間

Yes

認証方法

Yes

ICカード番号(デバイスで読み取った番号)

Yes

IDカード番号(デバイスで読み取った番号)

(サポートされない機能です。利用できません)

Yes

異常検知タイプ

Yes

携帯電話番号

No

部署

No

役職

No

従業員番号

No

ICカード番号

No

メールアドレス

No

IDカード

No

温度

No

マスク検知

No

顔の属性

No

拡張情報

No

「エクスポートされたExcelファイルのパスワードは現在のアカウントです」というメッセージが表示されます。確定ボタンをクリックすると、認証レコードが記載されたExcelファイルがご利用中のPCに保存されます。

以下のExcelファイル名で保存されます。[YYYY]-[MM]-[DD]_[HH]_[MM]_[SS]は、認証レコード一覧検索で設定された開始日時と終了日時が指定されます。 認証レコード_[YYYY]-[MM]-[DD] [HH]_[MM]_[SS]_[YYYY]-[MM]-[DD] [HH]_[MM]_[SS].xlsx

Excelファイルを開くには、パスワードを入力する必要があります。パスワードはExcelファイルエクスポートを行なったユーザーのアカウントです。

10.6 登録者別 認証レコードのエクスポート

登録者別 認証レコードのサマリーを最大100,000件までExcelファイルへエクスポートすることができます。ただし写真はエクスポートできません。

ナビゲーションメニューの[イベント]→[登録者別 認証レコード]をクリックしてください。認証レコード一覧が表示されます。検索したレコードのみエクスポートする場合は、検索条件を選択して検索ボタンをクリックしてください。

一覧上部にあるエクスポートをクリックしてください。追加エクスポートフィールド選択画面が表示されます。Excelファイルに追加でエクスポートしたいフィールドを選択し、確認をクリックしてください。

エクスポートフィールドは以下です。

フィールド

デフォルト

氏名

Yes

登録者タイプ

Yes

グループ

Yes

初回アクセス(検索期間範囲での初回認証時間)

Yes

最終アクセス(検索期間範囲での最終認証時間)

Yes

合計(合計の認証回数)

Yes

携帯電話番号

No

部署

No

役職

No

従業員番号

No

ICカード番号

No

メールアドレス

No

IDカード(サポートされない機能です。利用できません)

No

「エクスポートされたExcelファイルのパスワードは現在のアカウントです」というメッセージが表示されます。確定ボタンをクリックすると、認証レコードが記載されたExcelファイルがご利用中のPCに保存されます。

以下のExcelファイル名で保存されます。[YYYY]-[MM]-[DD] [HH]_[MM]_[SS]は認証レコード一覧検索で設定された開始日時と終了日時が指定されます。登録者別認証レコード_[YYYY]-[MM]-[DD] [HH]_[MM]_[SS]_[YYYY]-[MM]-[DD] [HH]_[MM]_[SS].xlsx

Excelファイルを開くには、パスワードを入力する必要があります。パスワードはExcelファイルエクスポートを行なったユーザーのアカウントです。

10.7 認証レコード+

APIマニュアルの「2.10 イベントサブスクリプション API」に記載された、顔認証のレコードを作成することができます。認証レコード+は、そこで作成されたレコードを表示するためのUIです。

認証レコード+のUIで表示される情報は以下です。

表示情報における注意点 ・表示範囲は最大1週間 ・SenseLink Cloud ID Pack Annual Subscription(ID Pack)の利用プランのみ表示

表示される情報

スナップショット

認証時写真

氏名

登録者タイプ

グループ

時間 (APIで指定した時間)

10.7.1 認証レコードの検索とエクスポート

条件に合うデータを検索したり、エクスポートしたりすることができます。期間を設定し、登録者タイプやグループ名、氏名などが指定できます。

認証レコード+の利用において、以下の注意・制限事項があります。 ・検索範囲は最大1週間 ・保存されるデータは3ヶ月以内 ・利用には SenseLink Cloud ID Packの購入が必須 ・顔写真のサイズは1MB以下、対応フォーマットはJPGとPNG

最終更新