11 システム管理

アカウント管理やSenseLinkを運用するシステムの設定など、主にシステム管理者の方に利用いただくシステム管理について記載されています。

11.1 企業情報の管理

企業名や企業ロゴ、企業プロフィールなどの企業情報を管理できます。 ナビゲーションメニューの①「System Management」→②「Enterprise Information」をクリックしてください。

以下の項目を登録できます。

11.2 アカウントの管理

アカウントの管理では、新しいアカウントの作成や既存アカウントの登録情報の修正、パスワード忘却時のリセットなどを行います。

11.2.1 アカウントの種類(ロール)

利用用途に合わせて異なるロールのアカウントを管理し、安全にSenseLinkを利用することができます。

11.2.2 新規アカウントの登録

新規アカウントの登録はSuper AdminとSub Adminのみ行えます。

ナビゲーションメニューの①「System Management」→②「Account Permissions」→③「Create」をクリックしてください。

新規アカウント登録画面が表示されます。

以下の項目を入力してください。

項目入力後、Saveをクリックしてください。アカウントが発行されます。

パスワード生成方法でRandom Password by mailを選択した場合、登録したアカウントのEメールアドレスにアカウント名とパスワードの連絡が送信されます。

default passwordを選択した場合は、Super Adminが対象のユーザーにアカウントとパスワードを連絡してください。

11.2.3 アカウントの修正と削除

Super Adminはすべてのアカウントの、それ以外のアカウントは自身のアカウントの修正を行うことができます。 ナビゲーションメニューの①「System Management」→②「Account Permissions」→③「Edit」または「Modify」をクリックしてください。

アカウント修正画面が表示されます。

Super Admin、それ以外のアカウントともに、自身のアカウントで修正できる項目はパスワードのみです。 現在のパスワードと新しいパスワード、新しいパスワードの確認の3つの項目を入力しSaveボタンをクリックしてください。

Super Adminは自身以外のアカウントのアカウント名、ロール、パスワード生成方法、特記事項を修正、およびアカウントの削除ができます。

修正後、Saveボタンをクリックしてください。 削除する場合はDeleteボタンをクリックしてください。

11.2.4 パスワードのリセット

Super Admin以外がパスワードを忘却した時や、Super Admin以外の強制的なパスワードのリセットが必要な時に、Super Adminはパスワードをリセットすることができます。

Super Admin自身がパスワードを忘却した場合は、リセットすることができないので注意してください。

ナビゲーションメニューの①「System Management」→②「Account Permissions」→でアカウント一覧を表示し、パスワードをリセットしたいアカウントの③「Reset」をクリックしてください。

以下のメッセージが表示されます。

「Do you want to use a random password or a default password?(Admin1234@)?

 Note: Random password will be sent to administrator mailbox

 ([登録されたメールアドレス])」

(ランダムパスワードとデフォルトパスワードのどちらを利用しますか?  ランダムパスワードはアカウントのメールボックス([登録されたメールアドレス])に送信されます)

どちらかを選択してください。

デフォルトパスワードを選択した場合、新しいパスワードは Admin1234@ です。

ランダムパスワードを選択した場合、アカウントに登録されたメールアドレスに新しいランダムなパスワードが送信されます。

11.3 APIの管理

オープンプラットフォームでは、SenseLinkを様々な外部システムと連携させるための機能を管理することができます。

SenseLinkのAPIを利用して、SenseLinkを様々な外部システムと連携することができます。

APIの利用方法の詳細についてはSenseLink GE Enterprise V2.2.0 APIマニュアルを参照してください。

本章ではAPIを利用するために必要なAppキーとAppシークレットの取得方法やAppシークレットのリセット方法について説明します。

ナビゲーションメニューの①「System Management」→②「Open Platform」をクリックしてください。

App Key(Appキー)とApp Secret(Appシークレット)が表示されています。 セキュリティ向上を目的にAppシークレットはデフォルトで非表示になっています。Showボタンをクリックして表示させてください。

11.4 サブスクリプションサービスの管理

11.4.1 サブスクリプションサービスとイベントの概要

SenseLinkのサブスクリプションサービスを利用して、外部システムはSenseLinkのイベントをサブスクライブすることができます。

SenseLinkは現在、デバイスの認証とアラート(以下「イベント」)をPOSTリクエスト(以下Push)することができます。

イベントのPush後、外部システムは5秒以内にレスポンスを返却するか、リターンコード200を返却する必要があります。

レスポンスが5秒以内に返却されない場合またはリターンコードが200以外の場合エラーとみなされ、SenseLinkはもう一度イベントをPushします。 エラーが3回続いた場合、SenseLinkは外部システムのサブスクリプションステータスが異常であるとみなし、サブスクリプションサービスのステータスをExceptionに変更します。以降イベントはPushされません。

11.4.2 インタフェース

メソッド

POST application/json

パラメーター:認証レコード

顔認証レコードのdataフィールド

groupsフィールド

パラメーター:アラート

アラートのdataフィールド

11.4.3 イベントの例

認証レコードの例

{
    messageId: '75835750-6dd9-4eed-a929-ba1b4c062405',
    eventType: 30000,
    sendTime: 1583726626015,
    data: {
        id: 120260,
        userId: 30707,
        name: 'Somu Taro',
        type: 1,
        avatar: '5e65c020f54fd90001fe4a33',
        direction: 0,
        verifyScore: 0,
        receptionUserId: 0,
        receptionUserName: '',
        groups: [ { id: 1, name: 'Default group', type: 1 } ],
        deviceName: 'SenseTest',
        sn: 'SPS-e33b1811dbd9189c5eeedffd557fd779',
        signDate: '2020-04-30',
        signTime: 1583726625,
        signAvatar: '5e65c021f54fd90001fe4a37',
        signBgAvatar: '5e65c021f54fd90001fe4a38',
        companyId: 1,
        mobile: '818012345678',
        icNumber: '',
        idNumber: '',
        jobNumber: '3867452109',
        remark: 'welcome',
        entryMode: 1,
        signTimeZone: '+08:00',
        docPhoto: '',
        latitude: 0,
        longitude: 0,
        address: '',
        location: 'SZ-40F',
        abnormalType: 40001,
        userIcNumber: '4751283096',
        userIdNumber: '1g2qW2hz5OwbudHe5gekKbZtmUt0Xwfy',
        bodyTemperature: 38,
        mask: 1
    }
}

アラートの例

{
    messageId: '5ee92a0e-7c6b-416c-8843-54a154a3a409',
    eventType: 30100,
    sendTime: 1583726801752,
    data:
        {
            id: 35569,
            traceId: '1583726800000',
            code: 10001,
            alarmTime: '2020-04-30 12:06:40',
            level: 1,
            deviceId: 204,
            deviceSn: 'SPS-e33b1811dbd9189c5eeedffd557fd779',
            deviceLocation: 'SZ-40F',
            deviceName: 'SenseTest',
            resloveOption: 3,
            alarmPhoto: '5e65c0d1f54fd90001fe4a39',
            companyId: 1,
            description: 'Device removal',
            releaseTime: ''
        }
}

11.4.4 サブスクリプションサービスの設定

ナビゲーションメニューの①「System Management」→②「Open Platform」→③Subscription Service Status欄のConfigureをクリックしてください。

サブスクリプションサービス設定画面が表示されます。

Event Processing Addressの欄に連携する外部システムのサーバーアドレスを入力してください。http、httpsをサポートしています。

Subscription event type欄では、サブスクライブするイベントのタイプを選んでください。

デバイスで認証が行われた際に認証レコードをPUSHで受け取るにはRecognition Recordsを、デバイスアラートが派生した場合にPUSHで受け取るにはDevice Alarmを選択してください。

両者を選択することも可能です。

設定が完了したらSaveボタンをクリックしてください。オープンプラットフォームの画面に戻ります。 Subscription Service StatusがNormalまたはAbnormalと表示されていれば、イベントがサブスクライブされています。

Subscription Service StatusのDetailをクリックすると、サブスクリプションサービスの設定画面が表示されます。

11.4.5 サブスクリプションサービスの設定の変更と停止

サブスクリプションサービスの設定を変更するにはSubscription Service StatusのDetailをクリックし、サブスクリプションサービスの設定画面にあるModify Subscriptionボタンをクリックしてください。 サブスクリプションサービスを停止するにはStop Subscriptionボタンをクリックしてください。サービスが停止され、外部システムにイベントがPushされなくなります。

11.4.6 イベントログ

Subscription Service StatusのDetailをクリックし、サブスクリプションサービスの設定画面にあるView logボタンをクリックするとログを確認することができます。

ログは最大100件まで保存され、古いものから順に削除されます。各ログのDetailボタンをクリックするとイベントの詳細を確認することができます。 send test eventボタンをクリックすると、テストイベントを連携中の外部システムにPush することができます。

11.5 システムの設定

SenseLinkのシステム設定を行うことができます。

ナビゲーションメニューの①「System Management」→②「System Setting」をクリックしてください。 システム設定項目が表示されます。

11.5.1 ストレージ管理とレコードの削除

ストレージの容量確認や、レコードの自動削除の設定を行います。

Storage Settings欄のDisk Space欄でご利用のシステムのストレージ全容量と利用済容量、空き容量を確認できます。

Automatically clean up expired records欄でレコードの削除設定を行います。

11.5.2 認証用顔写真品質チェックレベルの設定

認証用顔写真品質チェックレベルを選択します。 Face quality detection levelの欄でModifyをクリックし編集モードにしてください。

● Low(低): 自分の顔以外他人の顔が映っていないこと、写真データのフォーマットはJPEG、またはPNGであること、写真データのサイズが4,000,000バイト (=約3.8MB、約3,900KB)以下であることの3点をチェックします。

● High(高): 写真のすべての規格項目をチェックします。すべての規格については 登録する認証用写真の規格 の章を参照してください。デフォルトはHighが設定されています。

11.5.3 Eメールサーバーの設定

Super Adminが新規アカウントを登録した際やパスワードをリセットした際に、アカウントユーザーにメールを発信するEメールサーバーを設定します。

サービス設定画面のEmail Settings欄にあるEmail configuration serverボタンをクリックしてください。

Eメールサーバー設定画面が表示されます。Eメールサーバーのアドレス、ポート、アカウント名、パスワードを入力してください。 メールサーバーへの接続にSSL/TLSを利用する場合は、SSL safe connect欄でStart up を選択してください。デフォルトではNot start upが設定され、SSL/TLSは利用されません。

設定後Saveをクリックしてくだい。サービス設定画面に戻ります。

Email Settings欄の Send test Email をクリックするとテストメールを送信することができます。

11.5.4 NTPサーバーとシステム時間の設定

システム時間の設定を行います。システム時間の設定はマニュアル設定かNTPサーバーとの連携から選択できます。 システム設定画面のTime setting欄にあるTime calibrationボタンをクリックしてください。

Time calibration(時間設定)画面が表示されます。

Calibration method欄で設定方法を選択してください。

NTP server time calibration(NTPサーバーの設定)を選択した場合、NTP server time calibration欄にNTPサーバーのアドレスを入力してください。

Manual calibration(マニュアル設定)を選択した場合、Current time欄の時間を手動で設定してください。

設定後、Saveをクリックしてください。

11.6 オペレーションログ

デバイスのROMとAPKのアップロード・配信のオペレーションログは記録されません。

Super Adminアカウントはすべてのアカウントのオペレーションログを、その他のロールのアカウントは自身のアカウントのオペレーションログを確認することができます。 ナビゲーションメニューの①「System Management」→②「Operation Log」をクリックしてください。オペレーションログが表示されます。

オペレーションログには以下の項目が記録されています。

オペレーションログはExcelファイルにエクスポートすることができます。オペレーションログ画面上のExportボタンをクリックしてください。

「Excel file be encrypted, password is your current account.」(Excelファイルは保護されます。パスワードは現在ご利用中のアカウントです)というメッセージが表示されます。

Confirmボタンをクリックすると勤怠レコードが記載されたExcelファイルがご利用中のPCのダウンロードフォルダに保存されます。

ファイル名は operation_log_[YYYY]-[MM]-[DD] [HH]_[MM]-[SS]_[YYYY]-[MM]-[DD] [HH]_[MM]-[SS]_.xls です。[YYYY]-[MM]-[DD] [HH]_[MM]-[SS]はオペレーションログの絞り込み検索で設定された開始日時と終了日時が指定されます。

ファイルを開く際にパスワードを求められます。パスワードはファイルエクスポート時にログイン中のアカウントです。

11.7 ライセンスの管理

ライセンスの有効期限の確認や、ライセンスの更新を行います。

ナビゲーションメニューの①「System Management」→②「License Information」をクリックしてください。ライセンス管理情報が表示され、有効期限を確認できます。

ライセンスの更新を行います。

③「License Update」をクリックすると、編集モードになります。

JCV製品窓口より納品された次年度用のアクティベーションコードをActivation Code欄に貼付してください。License Upload欄のSeleft Fileボタンをクリックし、次年度用のライセンスファイルをアップロードしてください。

ページ最下部にあるUpdateボタンをクリックしてください。アクティベーションコードとライセンスファイルが反映されます。 14章 SenseLinkサーバのシャットダウンと再起動手順の章を参照し、SenseLinkを再起動してください。

ライセンスの有効期限7日前になると、ログイン時画面上部に「[Authorization is about to expire] Your SenseLink Enterprise license will expire in {lessTime} days. To avoid affecting usage, please contact SenseTime or the agent to update the certificate as soon as possible」(SenseLink Enterpriseのライセンスの有効期限があと{lessTime}日で切れます。ライセンスを更新してください)のメッセージが表示されます。お早めにライセンスを更新するようお願い申し上げます。

最終更新