5 デバイス管理

AI温度検知ソリューションSenseThunderシリーズや顔認証デバイスの管理について記載されています。

SenseLinkからデバイス(SensePass、SenseThunder-E、SenseThunder-Mini、SenseThunder-Air)を登録することはできません。デバイス側からSenseLinkへ接続することで、各デバイスがSenseLinkへ登録されます。 各デバイスの操作方法については、SensePassマニュアル、またはSenseThunderマニュアルを ご確認ください

5.1 デバイスリスト画面

ナビゲーションメニューから「デバイスリスト」選択してください。SenseLinkに連携している顔認証デバイスリストが表示されます。

エリアA:デバイス台数統計情報

  • 総数:SenseLinkに登録したデバイスの総台数

  • オンライン:オンラインのデバイス台数

  • オフライン:オフラインのデバイス台数

エリアB:デバイス検索

  • デバイス名:デバイス名で検索できます

  • デバイスタイプ:デバイスの種類を絞り込み検索できます

  • デバイスステータス:デバイスのオンライン/オフラインを絞り込み検索できます

  • リセットボタン:各フィルタの値をリセットさせ、すべてのデバイスを表示させます

  • 一括設定ボタン:デバイス設定を一括で行います。詳細は5.7節 デバイスの設定(一括)を参照してください

  • デバイス登録ボタン:サポートされない機能です。ここは選択・クリックしないでください

エリアC:デバイス一覧または検索結果一覧

  • LDID:デバイスの識別番号

  • デバイス名(設定例:2階1号ゲート入館方向)

  • 設置場所

  • デバイスタイプ

  • ステータス:デバイスのオンライン/オフラインステータス

  • 詳細

5.2 デバイス設定

デバイスの設定を行います。デバイスリスト画面で、設定したいデバイスの詳細欄にある > 印をクリックしてください。デバイスの設定項目が表示されます。各設定項目の詳細については、5.3節以降を参照してください。なお「登録者情報」は現在、サポートしていません。

各項目を設定するには設定ボタンをクリックし、 プルダウンメニューから更新を選択して編集モードにしてください。なお、ここで表示される一部の設定項目は、デバイスがオンラインステータス時のみ編集が可能です。

設定内容を編集後、設定ボタンをクリックして保存を選択し、設定内容を反映してください。 設定の編集をキャンセルする場合は設定ボタンからキャンセルを選択してください。 デバイスとSenseLinkとの連携を解除してデバイス一覧からデバイスを削除する場合、編集モードにしてから設定ボタンをクリックし、削除を選択してください。

5.3 デバイス情報

デバイスリスト画面で、設定したいデバイスの詳細欄にある > 印をクリックしてください。次にデバイス情報をクリックすると、そのデバイスの情報が表示されます。設定ボタンから更新をクリックし、編集モードにしてください。

以下の項目を表示、編集できます。

基本情報

項目

詳細

LDID

デバイスの識別番号、変更不可

デバイスタイプ

変更不可

デバイスIP

デバイスのIPアドレス 変更不可

デバイス名

半角全角英数、ひらがな、全角カタカナ、漢字 -_/%(半角)半角文字数1~50

設置場所

半角全角英数、ひらがな、全角カタカナ、漢字 -_/%(半角)半角文字数1~50

デバイス概要

デバイスの説明

SenseLink GE V1.10.7にてGate/DoorID フィールド名で表示されていた項目。

半角全角英数、ひらがな、全角カタカナ、漢字 -_/%(半角)半角文字数1~50

ゲート(ドア)連動モードとしてNetwork(TCP)を選択した場合、入力値が入退館管理コントローラーとの通信データの一部として利用されます

初回オンライン

初回オンライン時間

変更不可

最終オンライン

最終オンライン時間

変更不可

最終アップデート

最終設定変更時間

変更不可

その他(すべて変更不可)

カテゴリ

項目

ステータス情報

ドアステータス

サーモカメラステータス

アプリケーション情報

アプリケーションパッケージ

アプリケーションバージョン

アプリケーションバージョンコード

ファームウェア情報

プロダクトモデル

シリアルナンバー

ファームウェアバージョン

開発元

ハードウェアバージョンコード

ゲート(ドア)連動モードとしてNetwork(TCP)を選択した場合、0xから始まる16進数表記でデバイス概要を入力する必要があります。(例:0x747A5E)。入力形式に誤りがある場合、エラーメッセージ「The format of Gate/Door ID is wrong.」(Gate/Door IDのフォーマットが誤っています)が表示され、設定を保存できません。正しい形式で入力し直してください。

編集後、設定ボタンをクリックし、保存を選択して設定内容を反映してください。 編集内容を破棄・キャンセルする場合は設定ボタンをクリックし、キャンセルを選択してください。

5.4 デバイス設定(個別)

デバイスリスト画面で、設定したいデバイスの詳細欄にある > 印をクリックしてください。次にデバイス設定をクリックすると、設定項目が表示されます。設定ボタンから更新をクリックし、編集モードにしてください。ただし、編集はデバイスがオンラインステータス時のみ可能です。

以下の項目を表示・編集できます。デバイスがオンラインステータス時のみ編集できます。

機能設定

項目

詳細

認証モード

変更不可。利用中のデバイスおよびSenseLinkの設定に従い、サーバーFR、クライアントFRのどちらかが表示されます

有効

デバイスのOn/Offの設定

有効:On

無効:Off、デバイスが利用できなくなります

モード選択

モードの切り替え

SenseThunder-E またはSensePass Proの場合、シングル顔認証/複数顔認証から選択

SenseThunder-MiniまたはSensePassの場合、ゲートモード/ドアモードから選択

認証モード

認証モードの切り替え

顔認証のみ利用可能です。それ以外の認証モードを選択しないでください

音声アナウンス

(一部SenseThunderシリーズのみ)

温度検知・認証時の音声ブロードキャスト設定

ON:英語音声

OFF:ビープ音(ピッ、ビビビビ)

強調プロンプト

(一部SenseThunderシリーズのみ)

温度検知・認証時、デバイス画面の表示を変更します。成功すると緑色、失敗すると黄色になります

タッチして認証

(一部SenseThunderシリーズのみ)

認証が行われない間、デバイスが待機モード表示に切り替わります。認証時画面をタッチすると認証モードに切り替わります

レコード容量圧縮

(一部SenseThunderシリーズのみ)

デバイス側の設定項目:レコード容量圧縮(Reduce Flow Mode)に該当します。デバイスからアップロードされるデータを約200KBに圧縮します

温度表示单位

(一部SenseThunderシリーズのみ)

温度表示单位の摂氏/華氏を設定します

デフォルトでは摂氏が選択されており

温度検知

(検温)

(一部SenseThunderシリーズのみ)

温度検知のON/Offを設定します

温度アラームしきい値 (異常な体温)

(一部SenseThunderシリーズのみ)

異常とみなす温度検知のしきい値を設定します

温度異常時にアクセス拒否

(異常な体温アクセス不可)

(一部SenseThunderシリーズのみ) 温度検知結果が異常だった場合、

OFF:ドアオープンシグナルが出力されます ON:ドアオープンシグナルが出力されません

サーモグラフィー表示

(温度検知スクリーン表示)

(一部SenseThunderシリーズのみ)

デバイスのサーモグラフィー表示を設定します

屋内温度

(一部SenseThunderシリーズのみ)

設置環境に応じて値を設定してください

温度検知距離

(検温距離)

(一部SenseThunderシリーズのみ)

温度検知を行う距離を設定します。メートル単位で設定してください

SenseThunder-E:1m~1.5m

SenseThunder-Mini:0.5m~1.2m

上記の範囲で設定可能です

温度異常時アラーム鳴動

(体温異常のブザー警告)

(一部SenseThunderシリーズのみ)

温度検知結果がしきい値より高い場合にブザー音を発生させるかを設定します

高速検知モード

(一部SenseThunderシリーズのみ)

ON/OFF時の動作の違いについては、SenseThunderシリーズのマニュアルを参照してください

温度正常時アクセス許可

(常温で扉が開く)

(一部SenseThunderシリーズのみ) 高速検知モードがONの場合かつ温度がしきい値以下だった場合、ドアオープンシグナルを出力するかを設定します

マスク検知

(一部SenseThunderシリーズのみ)

マスク検知を行うかを設定します

レコードの保存

(一部SenseThunderシリーズのみ) 未登録者の認証レコードをデバイス側に保存するかを設定します。 On:デバイスで保存された認証レコードはSenseLinkにも連携・保存されます。 OFF:認証レコードおよびデバイスアラートが保存されませんので、ご注意ください。

顔写真

(一部SenseThunderシリーズのみ)

登録者を認証した際、登録者の表示写真を出力するかを設定します。登録者の表示写真が設定されていない場合、認証写真が表示されます

拒否リストアクセス通行許可

(拒否リストドアオープン)

(一部SenseThunderシリーズのみ)

拒否リストとして登録された登録者を認証した際、ドアオープンシグナルを出力するかを設定します

カスタム設定

項目

詳細

メインメッセージ

デバイスの顔認証待機時、デバイス画面上部に表示するメッセージの設定(最大50半角文字)

認証メッセージ

認証成功時に画面に表示するメッセージの設定

認証エラーメッセージ

認証失敗時(未登録者の認証時、アクセス時間外の登録者認証時など)に画面に表示するメッセージの設定

認証従業員情報

認証成功時表示する従業員情報の設定(従業員番号、部署名、役職、カスタムメッセージ)(複数選択可)(IDカード番号は利用できません。選択しないでください)

写真表示

認証成功時の登録顔写真の表示/非表示の設定

氏名表示

認証成功時の登録氏名の表示/非表示の設定

拒否リストメッセージ

拒否リスト登録者の認証時に表示するメッセージの設定

顔認証設定

項目

詳細

生体認識

生体認識On/Offの設定

Onの場合、写真やビデオ、3Dマスクなどによる、なりすましを防止することができます

生体認識しきい値

生体認識しきい値の設定

設定範囲:0~1.00

顔認証しきい値

顔認証しきい値の設定

設定範囲:0~1.00

IDカードしきい値

(利用できません)

顔認証距離(m)

顔認証距離の設定

設定範囲は顔認証デバイスタイプによります

アクセスコントロール設定

項目

詳細

ドアオープンモード

ドアオープンシグナルの選択

  • ローカルリレー

  • Wiegand26(8+16bit ID)

  • Wiegand32

  • Wiegand34

  • Network Relay+Relay IP

  • Wiegand26(24bit ID)

  • Network(TCP)

  • Network(Gateway)

ドアオープン時間

ドアオープンシグナル継続時間の設定

設定範囲:1~255秒

認証インターバル

同一人物の顔認証時にドアオープンシグナルを出力する間隔時間の設定

設定範囲:1~30秒

GPIO A-output ポート

GPIO A出力シグナル種類の選択

(None、ドアベル、アラート、デフォルト:None)

GPIO B-input ポート

GPIO B入力シグナル種類の選択

(None、ドアコンタクト、REXボタン、消防アラートシグナル、デフォルト:None)

GPIO C-input ポート

GPIO C入力シグナル種類の選択

(None、ドアコンタクト、REXボタン、消防アラートシグナル、デフォルト:None)

Wiegand入力

Wiegandシグナル入力の設定

  • Wiegand26(8+16bit ID)

  • Wiegand26(24bit ID)

  • Wiegand32

  • Wiegand34

デフォルトNone

盗難防止アラーム

デバイス盗難アラートON/OFFの設定

ドアセンサータイムアウト

ドアセンサータイムアウト時間の設定

設定範囲:1~255秒

システム設定

項目

詳細

言語

言語設定(中文/繁體/English/日本語)

デバイスやバージョンによって選択できる言語が異なります

フリッカー低減

(一部デバイスのみ)

フリッカー現象低減の設定(オフ、50Hz、60Hz デフォルト:オフ)

スタンバイ

デバイスのオートスタンバイON/OFFの設定

スタンバイ時間

デバイスがスタンバイモードに切り替わる時間の設定

設定範囲:3~30分

オートリブート

オートリブート(再起動)のON/OFF設定

リブート時間

オートリブート(再起動)の時間設定

デフォルトは2:00(AM)

起動距離

(一部デバイスのみ)

デバイスがスタンバイモードから切り替わる(起動する)際の人物測定距離

編集後、設定ボタンをクリックし、保存を選択して設定内容を反映してください。 編集内容を破棄・キャンセルする場合は設定ボタンをクリックし、キャンセルを選択してください。

5.5 アクセス設定

デバイスリスト画面で、設定したいデバイスの詳細欄にある > 印をクリックしてください。アクセス設定をクリックすると、アクセス設定の設定項目が表示されます。設定ボタンから更新をクリックし、編集モードにしてください。

設定ボタンをクリックして表示されるアクセスルール、認証レコード 表示を選択すると、それぞれアクセスルール設定ページ、認証レコードページに遷移します。なお、ドアコントロールは未サポート機能なので選択しないでください。

項目

詳細

方向

デバイスのアクセス方向の設定

(Null:設定しない、In:入館、Out:退館)

従業員グループ

デバイスと連携する従業員グループの設定

設定したグループの従業員の情報のみがデバイスに連携され、認証可能です

ビジターグループ

デバイスと連携するビジターグループの設定

設定したグループのビジターの情報のみがデバイスに連携され、認証可能です

拒否リストグループ

デバイスと連携する拒否リストグループの設定

設定したグループの拒否リストの情報のみがデバイスに連携され、認証可能です

ドアステータス

サポートされない機能です。利用できません

オープン時間

ルール管理で設定されたアクセスタイムテーブル

SensePass GE V1.2.3では利用できません

クローズ時間

サポートされない機能です。利用できません

設定したグループ以外の従業員/ビジター/拒否リストの情報はデバイスに連携されず、グループ以 外の登録者が顔認証を行なった場合は「Stranger」(未登録者)となります。

編集後、設定ボタンをクリックして保存を選択し、設定内容を反映してください。 編集内容を破棄・キャンセルする場合は、キャンセルを選択してください。

5.6 勤怠設定

デバイスリスト画面で、設定したいデバイスの詳細欄にある > 印をクリックしてください。勤怠設定をクリックすると、勤怠設定の設定項目が表示されます。設定ボタンから更新をクリックし、編集モードにしてください。

勤怠管理で設定する勤怠エリアを、デバイスと連携することができます。登録された従業員がデバイスで顔認証を行うと、連携された勤怠エリアが勤怠レコードの位置情報として記録されます。設定を行わない場合、デバイス情報の設置場所が位置情報として利用されます。

編集後、設定ボタンをクリックし、保存を選択して設定内容を反映してください。 編集内容を破棄・キャンセルする場合はキャンセルを選択してください。

5.7 デバイス設定(一括)

オンラインステータスのデバイスタイプごとに、一括でデバイス設定の項目を設定することができます。デバイスリストにある一括設定ボタンをクリックしてください。

一括設定画面に遷移します。

デバイスタイプをクリックし、設定するデバイスタイプを選択してください。

デバイス欄に、選択したデバイスタイプのデバイス一覧が表示されます。その中から設定を行うデバイスを選択してください。なお、ステータスがオンラインのデバイスのみ選択、一括設定を行うことができます。

デバイスを選択した後、設定内容の編集を行います。設定欄にデバイス設定 の設定項目が表示されます。5.4節 デバイス設定 の設定(個別) を参照し、各項目を設定してください。

設定後、ページ最下部にある適用ボタンをクリックして、設定をデバイスに反映してください。 キャンセルをクリックすると、デバイスリストのページに戻ります。 リセットをクリックすると、すべての設定値がデフォルト値になります。

5.8 デバイスの削除

登録されているデバイスをSenseLinkから削除します。削除したデバイスがオンラインの場合、顔認証やSenseLinkに関するデータがデバイスから消去、ログアウトされ、認証を行うことができなくなります。デバイスがオフライン状態の場合、オンラインになるまで認証を行うことができますが、オンラインに変わると同様に認証を行うことができなくなります。

デバイスリスト画面で削除したいデバイスの詳細欄にある > 印をクリックしてください。 設定ボタンをクリックし、更新をクリックして編集モードにしてください。

ここでもう一度設定ボタンをクリックすると、削除ボタンが表示されます。 クリックすると「この操作は取り消しできません。削除しますか?」というメッセージが表示されます。削除しても問題ない場合、確定をクリックしてください。

SenseLink側ではデバイスを登録できませんのでご注意ください。削除したデバイスを再度SenseLinkに登録する場合、デバイス側から登録操作を行なってください。

最終更新