6 Alibaba ECSの事前準備

本章ではAlibaba ECSの事前準備の概要について記載します。物理サーバーをご利用のお客様は前々章を、Amazon ECSをご利用のお客様は前章をご確認ください。また、Alibaba ECSの他Alibaba Cloudが提供するサービスの設定や利用方法の詳細については、ソフトバンク株式会社へお問い合わせください。

なお、メニュー名やAlibaba Cloudのコンソール図を英語表記とさせていただいております。ご了承ください。コンソール図内の設定情報はお客様の環境によって異なります。

6.1 基本設定

Step1: Alibaba CloudのWebコンソールからElastic Compute Serviceを選択し、Create Instanceボタンを押下してください。

Step2: 基本設定を行います。Billing MethodとリージョンRegionを選択してください。

Step3: インスタンスタイプを選択してください。以下の図は一例です。お客様の利用用途や環境に合わせたインスタンスタイプを選択してください。

Step4: Imageを選択してください。

Step5: ストレージの設定を行なってください。System Disk、Data Disk両方の設定が必要です。

Step6: ネットワークの設定を行なってください。VPC、VSwitchともに既存のものまたは新規作成を選択いただけます。

Step7: ネットワークのBilling Methodの設定を行なってください。

Step8: セキュリティグループの設定を行なってください。既存のセキュリティーグループまたは新規作成を選択いただけます。

ポートの22番と443番が許可されていることを確認してください。また、セキュリティグループの設定ページで、お客様のポリシーに合わせてインターネットアクセスへの制限等の設定を行なってください。

Step9: Logon Credentialsの設定を行なってください。既存のキーペアまたは新規作成を選択いただけます。キーペアはダウンロードして安全に保管してください。

Step10: プレビューより、インスタンスの設定が正しく行われていることを確認してください。確認後、Create Instanceを押下してください。

インスタンスが立ち上がるまでお待ちください。

6.2 ログイン

ご利用の端末から、キーペアを利用しインスタンスへログインしてください。

ssh -i launch.pem [ユーザー名]@[IPアドレス]

6.3 ディスクのフォーマット

ディスクのフォーマットを行なってください。

$ sudo lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
vda 253:0 0 20G 0 disk
`-vda1 253:1 0 20G 0 part /
vdb 253:16 0 1000G 0 disk
$ sudo mkfs.ext4 /dev/vdb
$ echo -e "/dev/vdb\t/data\text4\tdefaults\t0 0" >> /etc/fstab

6.4 SenseLinkイメージファイルの配備

SCPでSenseLink GE V2.x.xのイメージファイル

(SenseLinkGE-Enterprise-2.x.x.yyyymmdd.tar.gzファイル)をインスタンスに配備してください。

(下記のlaunch.pemを適切なssh private key fileに置き換えてください)

$ scp -i launch.pem SenseLinkGE-Enterprise-2.x.x.yyyymmdd.tar.gz [ユーザー名]@[IPアドレス]:[配備先パス]

以上でAlibaba ECSの事前準備は完了です。

ライセンスのアクティベーション後にインスタンスを長期間停止後再起動するとUDIDが変更・ディアクティベートされ再度アクティベーションできなくなる可能性があります。 可能な限りインスタンスを停止しないようお願い申し上げます。 新しいUDIDのライセンスの再発行が必要な場合JCV製品提供窓口までご連絡ください。なお、ライセンスの再発行には数日頂戴する場合がございます。

最終更新