2 アップデート

新たなバージョンやパッチ(以下アップデートパッケージ)のリリース時、お客様にご利用いただいている環境をアップデートいただけます。アップデートでは新しいライセンスファイル、アクティベーションコードの再発行は不要です。

以降の手順で記載されている "{senselinkge-standardalone}"は、SenseLink GE Enterprise のインストールパッケージを解凍したディレクトリに置き換えてお読みください

2.1 アップデートの事前準備

アップデートパッケージを任意のディレクトリへダウンロードし、解凍します。サーバーのTerminal(端末)を開き、root権限を取得してください。

sudo su -

2.2 Docker の構成

SenseLink GE Enterprise V2.6.0でサポートしているdockerバージョンは、19.03.15です。19.03.05では動作しませんので、ご注意ください。

運用マニュアルの 1.1 シャットダウン事前準備 に従って、SenseLinkサーバ内のDockerコンテナを停止します。

必要に応じて、運用マニュアルの 3 データのバックアップとリストア (3.1〜3.2)に従い、データをバックアップしてください。

インストールマニュアルの 8.3 Dockerの構成 (8.3.1〜8.3.4) に従って、既にインストールされているDockerを全てアンインストールしてから、Docker 19.03.15をインストールしてください。

Docker インストール完了後、バージョンをご確認ください。

sudo docker version

2.3 アップデートパッケージの権限変更

アップデートパッケージに読込み、書込み及び実行する権限を付与してください。

chmod 775 -R {senselinkge-standalone_update}

※アップデートパッケージの保存ディレクトリおよびアップデートパッケージ名は、お客様の環境に合わせて変更してください。

2.4 アップデート設定

以前のバージョンをインストール時に使用した設定が上書きされる為、再度設定する必要があります。設定の詳細については、SenseLinkGE Enterpriseインストールマニュアルを参照してください。

HTTPでインストールされた場合、HTTP時の設定を必ず変更してください。

項目

方法

参照先

セッションタイムアウト設定

vim {senselinkge-standardalone}/public/java_service/config/application-local.yml

データ保存ディレクトリの変更

vim {senselinkge-standardalone}/config

サービスのタイムゾーンを変更

vim {senselinkge-standardalone}/config

証明書のコピー

vim {senselinkge-standardalone}/public/web_service/cert/

8.5.1 httpsでインストールする場合(デフォルト) ※ただし、最後の install.sh は実行しないでください

HTTP時の設定

vim {senselinkge-standardalone}/public/run_all.sh

8.5.2 httpでインストールする場合 ※ただし、最後の install.sh は実行しないでください

ハードウエア要件チェックの回避

vim {senselinkge-standardalone}/verify-env.sh

データベースパスワードの変更

vim {senselinkge-standardalone}/config

2.5 アップデートの実行

カレントディレクトリをアップデートパッケージのディレクトリへ変更してください。

cd {senselinkge-standalone_update}

update.shを実行してください。

./update.sh

アップデート手順は以上です。

SenseLink GE V1.10.1またはSenseLink GE V1.10.7からV2.2.0以上のSenseLink GE Entepriseへアップデートを実施したお客様は、V1.xからのデータ修正マニュアル をご参照いただきデータ修正を実施してください。

データ修正完了後、ユーザーマニュアル等をご参照いただきながらSenseLinkをご利用ください。

最終更新