6 登録者管理
従業員、ビジター、拒否リストの登録者の登録や削除、管理について記載されています。
SenseLink Cloudをご利用の場合、ご利用のプランによって登録人数の上限が異なります。詳しくはお客様のご契約内容をご確認ください。
SenseLink EnterpriseおよびSenseLink Enterprise Proをご利用の場合、サーバー型番ごと、またはクラウドのサイジングによって登録人数の上限が異なります。詳しくはインストールマニュアルをご参照ください。
2020年10月より、ブラックリスト機能を拒否リスト機能に改名しています。 SenseLink一部モデルや一部機能、および一部デバイスではブラックリスト(blacklist)という名称が残っている場合がございますが、当マニュアルでは拒否リストとして説明しています。適宜読み替えてご利用ください。
6.1 登録者タイプ
SenseLinkでは顔認証の対象者を、以下の登録者タイプに分けて登録・管理できます。
登録者タイプ | 概要、他の登録者タイプとの違い |
従業員 | 自社の従業員を登録・管理するためのタイプ
|
ビジター | 来訪者を登録・管理するためのタイプ
|
拒否リスト | 不審者など拒否リスト上の人物を登録・管理するためのタイプ
|
SensePass GE V1.2.1、SensePass GE V1.2.3ではビジターおよび拒否リストの顔認証をサポートしていません。
6.2 登録する認証写真の規格
SenseLinkに登録する認証用の顔写真は、以下の規格に合うものをご準備ください。なお、顔写真品質チェックレベルの設定が低の場合、「自分の顔以外他人の顔が映っていないこと」、「写真データのフォーマットはJPEG、またはPNGであること」、「写真データのサイズが約3.8MB以下であること」の3点以外の顔写真品質チェックを行わずに登録が可能です。 顔写真品質チェックレベルの設定方法については、11.1項 企業情報の管理と11.5.2項 認証用顔写真品質チェックレベルの設定とSenseLink ToolKitユーザーマニュアルを参照してください。
3カ月以内に撮影したもの
正面、無帽、無背景
カラー写真
鮮明であること(ピントが合っていること)
明るさやコントラストが適切であること
影のないもの
背景と人物の境目がはっきりしていること
眼鏡のレンズに光が反射していないこと
平常の顔貌と著しく異ならないもの
前髪やヒゲなどで、目や鼻などの顔のパーツや輪郭が隠れていないこと
ヘアバンドなどで頭髪を覆っていないこと
口を開けていないこと
顔部分のサイズは100×100ピクセル以上であること
写真のサイズは100×128ピクセル以上であること
顔部分のピッチ/ヨー/ロールが±20°であること
顔部分の上下左右幅を変更していないこと
写っている人物が1人のみで、他人の顔が写っていないこと
写真データのフォーマットはJPEG、またはPNGであること
写真データのサイズが約3.8MB(4,000,000バイト =約3,900KB)以下であること
6.3 従業員の新規登録:個別登録
個別登録とは、従業員を1人ずつ登録する方法です。 登録に必要な写真および情報をご準備ください。
従業員の写真
従業員情報(詳細は「登録項目詳細」をご参照ください)
ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[従業員管理]から従業員一覧を表示し、[登録]をクリックすると、個別登録画面が表示されます。
登録項目詳細
項目 | 詳細、文字種制限、フォーマット、注意事項など | 最小文字数 | 最大文字数 |
認証写真 | - | - | |
表示写真 | 認証時に表示される顔写真。 JPEGまたはPNG形式、約3.8MB 設定しない場合、認証写真が認証時表示用顔写真として表示されます。SensePass V1.2.1、V1.2.3で当機能はサポートされません。認証時は認証写真が表示されます | - | - |
氏名 | 必須項目 | 1 | 30 |
性別 | (選択肢) | - | - |
従業員グループ | (選択肢) | - | - |
携帯電話番号① | 国コード、国別コードを選択してください 日本の携帯電話を利用している場合+81を選択してください | - | - |
携帯電話番号② |
| 6 | 20 |
外線電話番号 | 半角数字 | - | 20 |
部署 | (選択肢) | - | - |
役職 | 半角英数字、全半角スペース、漢字、ひらがな、カタカナ、全半角記号 | - | 40 |
従業員番号 | 半角英数字 一意である必要があります | - | 20 |
メールアドレス | 半角英数字、-._@(半角) XX@XX.XX.XX または XX@XX.XXXの形式のみ | 6 | 45 |
IC カード | 半角数字 10進数表記で一意の数値を入力してください デバイス設定でゲート(ドア)連動でWiegand(26bit(8+16)、26bit(24)、32bit、34bit)のいずれかを選択した場合、各Wiegandの仕様を満たすICカード番号である必要があります。各Wiegandの仕様を満たさないICカード番号が入力された場合、顔認証後のドアオープンシグナルが正常に動作しません | - | 20 |
IDカード | (中国国籍の方が持つ番号です。サポートされない機能のため、入力しないでください。) | - | - |
勤務地 | (自由入力) | - | 40 |
生年月日 | (日付選択) | - | - |
年齢 | (生年月日から自動計算) | - | - |
入社年月日 | (日付選択) | - | - |
カスタムメッセージ | 顔認証時に表示するカスタムメッセージ | - | 45 |
特記事項 | (自由入力) | - | 200 |
文字種に関する記載がないものは、文字種の制限がありません。
最小文字数、最大文字数は半角換算の文字数です。
必要な情報を入力した後、ページ最下部にある保存ボタンをクリックして登録を完了してください。登録完了まで数秒かかる場合があります。
6.4 ビジターの新規登録
登録に必要な写真および情報をご準備ください。
ビジターの写真
ビジター情報(詳細は「登録項目詳細」をご参照ください)
ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[ビジター管理]からビジター一覧を表示し、[登録]をクリックすると登録画面が表示されます。
登録項目詳細
項目 | 入力可能文字種、フォーマット、注意事項など | 最小文字数 | 最大文字数 |
認証写真 | - | - | |
表示写真 | 認証時に表示される顔写真 JPEGまたはPNG形式、約3.8MB 設定しない場合、認証写真が認証時表示用顔写真として表示されます。SensePass V1.2.1、V1.2.3で当機能はサポートされません。認証時は認証写真が表示されます | - | - |
氏名 | 入力必須項目 | 1 | 30 |
来訪期間 | (日付選択) ビジターが来訪し、アクセスが可能な期間 来訪期間外にビジターが認証を行なった場合、アクセス権限なしと見なされてドアオープンシグナルは発信されず、ドア/ゲートが開きません SenseLinkの認証レコードには、来訪期間期間外の異常検知として記録されます | - | - |
性別 | (選択肢) | - | - |
ビジターグループ | (選択肢) | - | - |
携帯電話番号① | 国コード、国別コードを選択してください 日本の携帯電話を利用している場合、+81を選択してください | - | - |
携帯電話番号② |
| 6 | 20 |
企業 | - | 45 | |
役職 | - | 40 | |
来訪目的 | - | 50 | |
受付担当者 | (検索および選択肢) | - | - |
メールアドレス | 半角英数字、-._@(半角) XX@XX.XX.XX または XX@XX.XXXの形式のみ | 6 | 45 |
ビジターカテゴリー | - | 20 | |
ICカード | 半角数字 10進数表記で一意の数値を入力してください デバイス設定でゲート(ドア)連動でWiegand(26bit(8+16)、26bit(24)、32bit、34bit)のいずれかを選択した場合、各Wiegandの仕様を満たすICカード番号である必要があります 各Wiegandの仕様を満たさないICカード番号が入力された場合、顔認証後のドアオープンシグナルが正常に動作しません | - | 20 |
IDカード | (中国国籍の方が持つ番号です。サポートされない機能です。利用できません。) | - | - |
生年月日 | (選択) | - | - |
年齢 | (生年月日から自動計算) | - | - |
カスタムメッセージ | 顔認証時に表示するカスタムメッセージ | - | 45 |
特記事項 | - | 200 |
文字種に関する記載がないものは制限がありません。
最小文字数、最大文字数は半角換算の文字数です。
登録したビジター情報は、来訪期間が過ぎても自動的に削除されません。デバイスに保存できる登録者の人数には上限があるため、不要となったビジター情報は定期的に削除することをお勧めします。
必要な情報の入力後、ページ最下部にある保存ボタンをクリックして登録を完了してください。登録完了まで数秒かかる場合があります。
6.5 拒否リストの新規登録
登録に必要な写真および情報をご準備ください。
拒否リストの写真
拒否リスト情報(詳細は「登録項目詳細」をご参照ください)
ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[拒否リスト管理]から拒否リスト一覧を表示し、[拒否リストに登録]をクリックすると登録画面が表示されます。
登録項目詳細
項目 | 入力可能文字種、フォーマット、注意事項など | 最小文字数 | 最大文字数 |
認証写真 | 認証用顔写真。 写真の注意事項は6.2節をご参照ください。 認証写真は登録を行わず内容を保存することは可能ですが、登録を行うまで顔認証は行われません(本人が顔認証を行なっても「未登録者」として検知されます) | - | - |
表示写真 | 認証時表示用顔写真。 JPEGまたはPNG形式、約3.8MB以下 設定しない場合、認証用写真が認証時表示用顔写真として表示されます SensePass GE V1.2.1、SensePass GE V1.2.3では表示用顔写真をサポートしていません。認証時は認証写真が表示されます | - | - |
氏名 | 半角英数字、全半角スペース、漢字、ひらがな、カタカナ、全半角記号 入力必須項目です | 1 | 30 |
性別 | (選択肢) | - | - |
拒否リストグループ | (選択肢) | - | - |
携帯電話番号① | 国コード、国別コードを選択してください 日本の携帯電話を利用している場合、+81を選択してください | - | - |
携帯電話番号② |
| 6 | 20 |
メールアドレス | 半角英数字、-._@(半角) XX@XX.XX.XX または XX@XX.XXXの形式のみ | 6 | 45 |
ICカード | 半角数字 一意である必要があります デバイス設定のゲート(ドア)連動でWiegand(26bit(8+16)、26bit(24)、32bit、34bit)のいずれかを選択した場合、各Wiegandの仕様を満たすICカード番号を入力いただく必要があります。各Wiegandの仕様を満たさないICカード番号が入力された場合、顔認証後のドアオープンシグナルが正常に動作しない可能性があります。ゲート(ドア)連動でのWiegandの選択に関わらず、10進数で入力ください | - | 20 |
IDカード | (中国国籍の方が持つ番号です。サポートされない機能です。利用できません。) | - | - |
生年月日 | (日付選択) | - | - |
年齢 | (生年月日から自動計算) | - | - |
カスタムメッセージ | 顔認証時に表示するカスタムメッセージ。 半角英数字、全半角スペース、漢字、ひらがな、カタカナ、全半角記号 | - | 45 |
特記事項 | 半角英数字、全半角スペース、漢字、ひらがな、カタカナ、全半角記号 | - | 200 |
文字種に関する記載がないものは制限がありません。
最小文字数、最大文字数は半角換算の文字数です。
必要な情報の入力後、ページ最下部にある保存ボタンをクリックして登録を完了してください。登録完了まで数秒かかる場合があります。
オフラインで拒否リストを認証した後でオンラインにした場合、初回のみダッシュボード上に拒否リストの警告が表示されることがあります。表示された場合は画面を再表示(リロード)することで、警告は表示されなくなります。
6.6 登録者情報の修正:個別修正
登録者情報を修正することができます。以下に、従業員情報の場合を例に操作手順を記載します。ビジター、拒否リストの場合、それぞれビジター管理メニュー、拒否リスト管理メニューに読み替えて同様の手順を実施してください。
ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[従業員管理]から従業員一覧を表示し、設定欄にある詳細ボタンをクリックすると、登録者情報詳細が表示されます。
ページ最下部にある更新ボタンクリックすると、修正モードになります。
情報を修正した後、ページ最下部にある保存ボタンをクリックすると、修正内容が反映されます。
6.7 登録者情報の削除:個別削除
登録者情報を削除することができます。以下に、従業員情報の場合を例に操作手順を記載します。ビジター、拒否リストの場合、それぞれビジター管理メニュー、拒否リスト管理メニューに読み替えて同様の手順を実施してください。
ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[従業員管理]から従業員一覧を表示してください。
削除したい登録者にチェックを入れ、削除ボタンをクリックしてください「この操作は取り消しできません。削除しますか?」のメッセージが表示されます。 「確定」をクリックして削除してください。なお、削除された登録者情報は復元できませんのでご注意ください。
また登録者情報詳細ページからも削除が行えます。
ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[従業員管理]から従業員一覧を表示してください。削除したい従業員の詳細ボタンをクリックし、登録者情報詳細を表示してください。ページ最下部にある更新ボタンクリックすると修正モードになり、ページ最下部に削除ボタンが表示されます。削除ボタンをクリックしてください。
「この操作は取り消しできません。削除しますか?」のメッセージが表示されますので、「確定」をクリックして削除してください。
6.8 登録者タイプの変更
従業員またはビジターとして登録された登録者を、拒否リストの登録者に変更することができます。
拒否リストに登録したい従業員またはビジターの登録者情報の詳細を表示してください。 ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[従業員管理]または[ビジター管理から登録者一覧を表示させ、拒否リストに登録したい登録者の詳細ボタンをクリックすると詳細が表示されます。
ページ最下部にある更新ボタンをクリックして、修正モードにしてください。
編集モードにすると、同ページ最下部のボタンに「拒否リストに登録」ボタンが表示されます。クリックしてください。
登録する拒否リストグループを選択します。グループは複数選択可能です。
選択後、保存ボタンをクリックすると、「拒否リストに登録するとグループや部署、デバイスへの登録も削除されます。登録しますか?」のメッセージが表示されます。確定ボタンをクリックしてください。
操作完了後、ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→拒否リスト管理]から拒否リスト一覧を表示し、変更した登録者が登録されていることを確認してください。オリジナルの登録者タイプ欄には登録者のオリジナルの登録者タイプとして、従業員またはビジターが記録されています。
6.9 従業員の新規登録:複数登録
一度に複数の従業員を登録することが可能です。ここではSenseLink Cloudの従業員情報の複数登録方法について記載しています。
SenseLink Enterprise、SenseLink Enterprise Proを利用している場合、従業員情報の複数登録はToolKitからのみ行うことができます。登録方法の詳細は、SenseLink ToolKitユーザーマニュアルをご参照ください。
ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[従業員管理]を選択してください。従業員管理ページが表示されます。[一括操作]タブをクリックし、[複数登録]を選択してください。
複数登録のステップを説明するページが表示されます。ご一読いただき、アップロード開始ボタンをクリックしてください。
6.9.1 従業員情報のアップロード(Step 1)
従業員情報情報を入力するためのExcelテンプレートをダウンロードします。
①ダウンロード ボタンをクリックしてください。デフォルトのファイル名は 「senselink_employee_upload_template_ja.xlsx」
です。
保存されたExcelテンプレートを開いてください。
Excelテンプレートの1行目と2行目は編集、削除しないでください。 3行目から従業員情報を入力できます。Excelテンプレートの3行目にPeterという従業員の入力例が記載されていますが、こちらはサンプルなので入力例を確認後、削除・上書きして登録してください。 名前は必須項目、その他はオプション項目です。携帯電話番号、従業員番号、ICカード番号は異なる従業員間で重複して登録することができず、一意である必要があります。 各項目の詳細についてはToolKitユーザーマニュアル Excelテンプレートへの入力項目 を参照してください。
この操作では、すでに登録済みの従業員情報を上書き・修正することはできません。修正が必要な場合は、従業員情報の修正:複数修正 を参照してください。
②アップロードボタンをクリックし、準備したExcelテンプレートを選択してください。 ③インポートボタンをクリックして、SenseLinkにExcelテンプレートに入力された従業員情報をインポートしてください。インポートに成功すると、自動的にStep2へ進みます。
Excelファイルの内容に誤りがある場合、エラーメッセージが表示されてインポートが完了しません。エラーメッセージの内容に従ってExcelファイルを修正し、もう一度アップロードおよびインポートを行なってください。
エラーメッセージのフォーマット
No | アカウント名(氏名) | 携帯電話番号 | エラー詳細 |
エラー発生したExcel行 | エラーが発生した従業員の氏名 | エラーが発生した従業員の携帯電話番号 | エラーの詳細、エラーメッセージ |
エラーを修正したExcelをアップロードする際には、先にアップロード済みのデータを削除する必要があります。削除した後、もう一度アップロードボタンから修正済みExcelテンプレートをアップロードしてください。
6.9.2 従業員の認証用顔写真のアップロード(Step 2)
従業員情報のインポートが完了すると、自動的に従業員の認証用顔写真アップロードのページに遷移します。
顔写真品質チェックレベル欄で、用顔写真品質チェックレベルを選択します。
レベル | 詳細 |
低 | 以下の3項目のみ、チェックします。
|
高 | 写真のすべての規格項目をチェックします。 |
認証用顔写真の圧縮ファイルの欄にある[ファイルを選択]ボタンをクリックして、顔写真ファイルの圧縮ファイル(ZIP)を選択してください。 圧縮ファイル(ZIP)および圧縮ファイル内の顔写真は、以下の規格を満たす必要があります。
顔認証品質チェックレベルで高を設定している場合、写真がすべての規格項目をクリアしていること。認証用顔写真の規格はユーザーマニュアル 登録写真の規格 を参照してください。低を設定している場合はその限りではありません。
顔写真ファイル1件は約3.8MB(4,000,000バイト =約3,900KB)
圧縮ファイル内の顔写真ファイル数が50,000件以下であること
認証用顔写真の拡張子を除くファイル名が前節で登録した、またはすでに登録済みの従業員の氏名と一致していること
ただし氏名が重複する従業員が存在する場合、以下のフォーマットであること
[氏名]+[国別コード]-[携帯電話番号]
従業員の氏名が[山田 太郎]、国別コードが[81]、携帯電話番号が[8012345678]の場合、山田 太郎+81-8012345678.jpg (または.png)が規定のファイル名
すべての顔写真が1つのZIPフォーマットのファイルに圧縮されていること
圧縮ファイル(ZIP)のサイズが2GB以下であること
フォルダを選択後、次へ のボタンをクリックしてください。認証用顔写真のアップロードが開始されます。 フォルダまたは認証用顔写真ファイルに誤りがある場合、エラーメッセージが表示され、アップロードが開始されません。エラーメッセージの内容にしたがってフォルダまたは認証用顔写真ファイルを修正し、もう一度アップロードを行なってください。
アップロードが開始されると、アップロード進捗状況として経過時間とが確認できます。アップロードは2段階の処理が行われるため、進捗も2種類表示されます。
アップロードが完了すると、完了メッセージが画面上部に表示されます。
アップロードの結果をエクスポートすることもできます。アップロード結果 表示ボタンをクリックしてください。Excelファイルがエクスポートされ、ファイルが開きます。
アップロード結果のエラーメッセージ
エラーメッセージ | メッセージの意味、必要な対処 |
库中未找到此人 The person does not exist | 写真ファイル名に一致する氏名の従業員が登録されていません。写真ファイル名か、登録されている従業員の氏名を確認してください |
库中存在同名的人 There is a person with the same name exist | 同名の従業員が存在します。写真ファイル名を[氏名].jpg(または.png)から[氏名]+[国別コード付きの携帯電話番号].jpg(またはpng)に変更してください。 従業員に携帯電話番号を登録していない場合は登録してください |
人脸质量不合格:未检测到人脸 Unqualified avatar: No faces are detected | 写真の品質エラー。写真内に顔が存在しません。顔が1つ写っている写真を登録してください |
人脸质量不合格:存在多人脸 Unqualified avatar: Multiple faces are detected | 写真の品質エラー。写真内に複数の顔が存在します。顔が1つだけ写っている写真を登録してください |
人脸质量不合格:图片尺寸过小 Unqualified avatar: Image size is too small | 写真の品質エラー。写真のサイズが小さすぎます。規格に適合するサイズの写真を利用してください |
人脸质量不合格:关键点置信度过低 Unqualified avatar: Alignment score is too low | 写真の品質エラー。取得できる特徴点が少ないため、品質の高い写真を利用してください |
人脸质量不合格:有效人脸区域像素过低 Unqualified avatar: Face area size is too small | 写真の品質エラー。顔部分のサイズが小さすぎます |
人脸质量不合格:俯仰角过大 Unqualified avatar: Pitch angle is too large | 写真の品質エラー。顔のピッチが大きすぎます。正面を向いた写真を利用してください |
人脸质量不合格:偏转角过大 Unqualified avatar: Yaw angle is too large | 写真の品質エラー。顔のヨーが大きすぎます。正面を向いた写真を利用してください |
人脸质量不合格:侧倾角过大 Unqualified avatar: Roll angle is too large | 写真の品質エラー。顔のロールが大きすぎます。正面を向いた写真を利用してください |
人脸质量不合格:人脸距离图片中心过远 Unqualified avatar: Face is too far from the center of the image | 写真の品質エラー。顔が写真の中心から離れすぎています |
人脸质量不合格:人脸占比过低 Unqualified avatar: Face proportion is too low | 写真の品質エラー。写真と顔の比率が小さすぎます |
人脸质量不合格:人脸遮挡过多 Unqualified avatar: Face occluded | 写真の品質エラー。髪の毛や髭、帽子、物体で顔が隠れています |
人脸质量不合格:图片过暗或过亮 Unqualified avatar: Image is too dark or too bright | 写真の品質エラー。写真が明るすぎ、もしくは暗すぎます |
人脸质量不合格:图片过模糊 Unqualified avatar: Image is too blurry | 写真の品質エラー。顔がぼやけています |
人脸质量不合格:嘴部过度张开 Unqualified avatar: Mouth is opened too much | 写真の品質エラー。口が開いています |
人脸质量不合格:面部缺失过多 Unqualified avatar: Too much loss of face | 写真の品質エラー。写真に顔が収まっていません |
人脸质量不合格 | 写真の品質エラー |
アップロード結果のExcelファイル2行目に.DS_Storeというファイル名に関するエラーが出力される場合があります。これは実際のアップロード結果と関係のない情報です。3行目以降に記載される情報を確認してください。
6.10 従業員情報の修正:複数修正
一度に複数の従業員情報を修正することが可能です。ここではSenseLink Cloudの従業員情報を複数修正する方法について記載しています。
当節の手順では従業員情報の修正のみ行い、従業員の認証用顔写真の修正を行うことができません。認証用顔写真の修正を行う場合は次節を参照してください。
SenseLink Enterprise、SenseLink Enterprise Proを利用している場合、従業員情報の複数修正はToolKitからのみ行うことができます。修正方法の詳細はSenseLink ToolKitユーザーマニュアルをご参照ください。
ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[従業員管理]を選択してください。従業員管理ページが表示されます。[一括操作]タブをクリックし、[複数更新]を選択してください。
登録済みの従業員情報をエクスポートします。①従業員リストエクスポートをクリックしてください。
「Excelファイルはパスワードで保護されます。パスワードは現在のアカウントです。」というメッセージが表示されます。確定ボタンをクリックすると、ご利用中のPCに従業員情報が記載されたExcelファイルがエクスポートされます。 ファイル名は [従業員リスト20YY-MM-DD.xls] (20YY-MM-DDはエクスポート実施日) エクスポートされたファイルを開く際にパスワードを求められます。パスワードはSenseLinkにログイン中のアカウントです。ログイン中のアカウントのパスワードではありませんのでご注意ください。
Excelファイル内の従業員情報について、以下の点に注意しながら修正してください。
Excelファイルの1行目と2行目は編集、削除しないようにご注意ください。3行目以降の従業員情報は修正することができます。
A列はSenseLinkが各従業員に付与し、管理するための内部IDです。編集、削除しないでください。
B列-R列の入力項目や制限は複数登録時のExcelテンプレートへの入力項目と同様です。
S列には認証用顔写真の登録有無が[Y]または[N]で記載されています。
修正が完了したら、Excelファイルのパスワードによる保護を解除し、ファイルに[名前をつけて保存]してください。
Excelファイルのパスワードによる保護の解除方法
Windowsの場合 ファイル名および保存先選択画面の[ツール]をクリックし、[全般オプション]をクリックします。パスワードを消去してOKをクリックし、ファイルを保存してください。
Macの場合 ファイル名および保存先選択画面の[オプション]をクリックしてください。パスワードを消去してOKをクリックし、ファイルを保存してください。
Linuxをご利用中で、Microsoft Office Excel と互換性のあるソフトウェアの場合 ソフトウェアのマニュアルに従ってパスワードによる保護を解除してください。
SenseLinkに戻り、②更新従業員リストアップロード をクリックして、修正したExcelファイルをアップロードしてください。 アップロードが完了すると、「複数更新完了」のメッセージが画面上部に表示されます。
Excelファイルの内容に誤りがある場合、「アップロードされたフォーマットに {n} 点のエラーがあります。修正して再度アップロードしてください。」のエラーメッセージが表示されます。ファイルの内容を修正して、もう一度アップロードしてください。
6.11 従業員認証用顔写真の修正:複数修正
すでに登録済みの従業員の認証用顔写真の修正を行います。ここではSenseLink Cloudの従業員認証用顔写真の複数修正方法について記載しています。
SenseLink Enterprise、SenseLink Enterprise Proを利用している場合、従業員認証用顔写真の複数修正はToolKitからのみ行うことができます。登録方法の詳細はSenseLink ToolKitユーザーマニュアルをご参照ください。
ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[従業員管理]を選択してください。従業員管理ページが表示されます。[一括操作]タブをクリックし、[複数登録]を選択してください。
アップロード開始ボタンをクリックしてください。
Step1をスキップします。ページ下部にあるスキップボタンをクリックしてください。 「登録済みの従業員のみ認証用顔写真を登録できます。登録済みの従業員名と一致しない写真ファイルは登録されません。従業員情報アップロードをスキップしますか?」というメッセージが表示されるので、確定ボタンをクリックしスキップしてください。
以降の手順は6.9.2項 従業員の認証用顔写真のアップロード(Step 2) を参照してください。
6.12 従業員の削除:複数削除
削除したい複数の従業員を指定して一括で削除することができます。
ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[従業員管理]を選択してください。従業員管理ページが表示されます。[一括操作]タブをクリックし、[複数削除]を選択してください。
複数削除画面が表示されます。①従業員リストの導出 をクリックしてください。
「Excelファイルはパスワードで保護されます。パスワードは現在のアカウントです。」というメッセージが表示されます。確定ボタンをクリックするとご利用中のPCに従業員情報が記載されたExcelファイルがエクスポートされます。 SenseLink Cloudを利用している場合、ファイル名は [従業員リスト20YY-MM-DD.xlsx] (20YY-MM-DDはエクスポート実施日)です。 SenseLink Enterprise、SenseLink Enterprise Proを利用している場合、ファイル名は [従業員リスト20YY-MM-DD.xls] (20YY-MM-DDはエクスポート実施日)です。 エクスポートされたファイルを開く際にパスワードを求められます。パスワードはSenseLinkにログイン中のアカウントです。ログイン中のアカウントのパスワードではないのでご注意ください。
ExcelファイルのS列に、 [削除する(Y)] の項目があります。削除したい従業員のS列に[Y]を記載してください。Excelファイルのパスワードによる保護を解除し、ファイルに[名前をつけて保存]してください。 また、ファイル形式ではExcel 97-2003ブック(macOSはExcel 97-2004)のxls形式を選択してください。特殊な形式であるMicrosoft Excel 5.0/95 ブックのxlsは選択しないでください。
Excelファイルは、S列以外の編集・削除は絶対に行わないでください。
SenseLinkに戻り、②[アップロードには削除が必要な従業員リスト]ボタン(削除する従業員リストのアップロード)をクリックして、先ほど編集・保存したExcelファイルをアップロードしてください。
③削除ボタンをクリックしてください。確認のためにパスワードの入力を求められます。現在ログイン中のアカウントのパスワードを入力してください。
削除が完了すると「一括削除に成功しました」のメッセージが表示されます。
大量のデータ削除のために処理時間が1分以上かかった際に、「応答エラー」が発生することがあります。しかしバックグラウンドで削除が続いていますので、エラーが出てもデータ削除処理に影響はありません。
6.13 登録レコード
登録者ごとの登録レコードを管理することができます。登録レコードはOpen API、QR Code(SenseLink Cloudのみでサポート)を利用して登録した場合のみ記録、管理されます。6.3節 従業員の新規登録:個別登録、6.4節 ビジターの新規登録、6.5節拒否リストの新規登録、6.9 従業員の新規登録:複数登録 の手順やToolKitを利用して登録された場合は記録、管理されないのでご注意ください。
ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[登録レコード]をクリックすると、登録レコードが表示されます。 検索機能として登録者タイプ選択、登録日付絞り込み、登録デバイス、登録者名や携帯電話番号などがあります。
6.14 写真による検索
登録者を写真で検索することができます。 ナビゲーションメニューの[認証登録者管理]→[写真による検索]をクリックしてください。写真による検索画面が表示されます。
写真アップロードをクリックして、検索に利用したい写真をアップロードしてください。写真の規格は 6.2節 登録する認証写真の規格 を参照してください。
認証しきい値の値を設定してください。0.5~1.0の間で設定できます。 表示人数(上位)で、類似度の上位何人を検索結果として表示するかを設定してください。
設定が完了したら、検索ボタンをクリックしてください。検索結果が表示されます。 検索結果は類似度が高い順に表示されます。各検索結果の認証レコード 表示ボタンをクリックすると、登録者の認証レコードを確認することができます。
【しきい値とは】 しきい値は、SenseLinkのアルゴリズムによって計算される、本人を本人として認証する類似スコアの最小値です。類似スコアとは、登録した顔と検索した顔の特徴量の類似度を示すSenseLink独自のスコアであり、2つの顔の特徴量が完全一致する場合に1になるよう重みをつけたものです。 しきい値を高くすると認証の条件を厳しくしたこととなり、類似スコアがしきい値より高くないと認証されないため、FRR(False reject rate:本人棄却率、本人同士を他人だと間違えてしまう確率)が高くなります。 逆にしきい値を低くすると認証の条件を厳しくなくなったこととなり、類似スコアが低くても認証してしまうため、FAR(False accept rate: 他人受入率、別人同士を本人だと間違えてしまう確率)が高くなります。
6.15 登録者情報のエクスポート
登録者情報を最大100,000件までExcelファイルにエクスポートすることができます。ただし写真はエクスポートできません。
従業員情報の場合を例に操作手順を記載します。ビジター、拒否リストの場合はそれぞれビジター管理メニュー、拒否リスト管理メニューに読み替えて同様の手順を実施してください。
ナビゲーションメニュー [認証登録者管理]→[従業員管理]から従業員一覧を表示してください。エクスポートしたい登録者または登録者グループを選択し、エクスポートボタンをクリックしてください。
「エクスポートされたExcelファイルのパスワードは現在のアカウントです。」というメッセージが表示されます。 確定ボタンをクリックすると、登録者情報が記載されたExcelファイルがご利用中のPCのダウンロードフォルダに保存されます。
登録者タイプが従業員、ビジター、拒否リストのそれぞれの場合、以下のExcelファイル名で保存されます。[yyyy]-[mm]-[dd]はこの操作を行なった日付です。
staff_list_[yyyy]-[mm]-[dd].xlsx
visitor_list_[yyyy]-[mm]-[dd].xlsx
black_list_[yyyy]-[mm]-[dd].xlsx
SenseLink EnterpriseおよびSenseLink Enterprise Proをご利用の場合、xls形式でエクスポートされます。
Excelファイルを開くには、パスワードを入力する必要があります。パスワードはExcelファイルエクスポートを行なったユーザーのアカウントです。
6.16 登録レコードのエクスポート
登録レコードを最大100,000件までExcelファイルにエクスポートすることができます。ただし写真はエクスポートできません。
ナビゲーションメニュー [認証登録者管理]→[登録レコード]から登録レコード一覧を表示してください。エクスポートしたいレコードを検索で絞り込み、エクスポートボタンをクリックしてください。
現在、絞り込み内容をエクスポートファイルに反映できるのは、日付と検索欄で検索したキーワードのみです。登録ステイタスとデバイスは、エクスポート条件として機能していません。
以下のExcelファイル名で保存されます。[yyyy]-[mm]-[dd]はこの操作を行なった日付です。
registration_record_[yyyy]-[mm]-[dd].xlsx
SenseLink EnterpriseおよびSenseLink Enterprise Proをご利用の場合、xls形式でエクスポートされます。
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