2 アップデート

新たなバージョンやパッチ(以下アップデートパッケージ)のリリース時、お客様にご利用いただいている環境をアップデートいただけます。アップデートでは新しいライセンスファイル、アクティベーションコードの再発行は不要です。

2.1 アップデートの事前準備

アップデートパッケージを任意のディレクトリへダウンロードし、解凍します。サーバーのTerminal(端末)を開き、root権限を取得してください。

sudo su -

2.2 アップデートパッケージの権限変更

アップデートパッケージに読込み、書込み及び実行する権限を付与してください。

# 下記"/home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone_update}"はインストールパッケージのディレクトリに置き換えてください
chmod 775 -R /home/root6/Desktop/{senselinkge-standalone_update}

※アップデートパッケージの保存ディレクトリおよびアップデートパッケージ名は、お客様の環境に合わせて変更してください。

2.3 アップデート設定

以前のバージョンをインストール時に使用した設定が上書きされる為、再度設定する必要があります。設定の詳細については、SenseLinkGE Enterpriseインストールマニュアルを参照してください。

下記"/home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}"はインストールパッケージのディレクトリに置き換えてください。

HTTPでインストールされた場合、HTTP時の設定を必ず変更してください。

項目

方法

参照先

セッションタイムアウト設定

vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/public/java_service/config/application-local.yml

データ保存ディレクトリの変更

vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/config

サービスのタイムゾーンを変更

vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/config

証明書のコピー

vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/public/web_service/cert/

HTTP時の設定

vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/public/run_all.sh

ハードウエア要件チェックの回避

vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/verify-env.sh

データベースパスワードの変更

vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/config

2.4 アップデートの実行

カレントディレクトリをアップデートパッケージのディレクトリへ変更してください。

# 下記"/home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone_update}"はインストールパッケージのディレクトリに置き換えてください
cd /home/root6/Desktop/{senselinkge-standalone_update}

update.shを実行してください。

./update.sh

アップデート手順は以上です。SenseLink GE V1.10.1またはSenseLink GE V1.10.7からV2.2.0以上のSenseLink GE Entepriseへアップデートを実施したお客様は、V1.xからのデータ修正マニュアル をご参照いただきデータ修正を実施してください。

データ修正完了後、ユーザーマニュアル等をご参照いただきながらSenseLinkをご利用ください。

最終更新