2.2.7. 顔写真品質チェック

Windows/Linux/Arm_Linux 用のAPIは、以下の解説をご参照ください。

stid_facepro_image_quality_assessment

機能:顔画像に対して品質チェックを行います。

定義

STID_SDK_API
stid_result_t
stid_facepro_image_quality_assessment(
    const stid_image_t* input_image,
    const stid_landmarks_t* input_landmarks,
    unsigned int face_quality_flag,
    stid_face_quality_t* out_face_quality_result
);

引数

  • [in] input_image:画像情報を入力してください(画像中の顔向き方向は、上下左右の四方向に対応しています。上向き顔画像を利用すると、生体検知パフォーマンスは高い結果を得られやすくなります)。

  • [in] input_landmarks:顔特徴点を入力してください。

  • [in] face_quality_flag:標識を入力してください(この標識位置で顔のクオリティを算出します。複数の標識をパイプライン ( | ) で区切って入力すると、複数標識の特徴点で同時処理を行うことができます)。

  • [out] out_face_quality_result:顔写真品質の結果が表示されます。

返り値:

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示、エラーになった場合はエラーコードが表示されます。

stid_facepro_calcpose_create_handle

機能:calcpose(head poseの計算)ハンドルを作成します。

定義

STID_SDK_API
stid_result_t
stid_facepro_calcpose_create_handle(
    stid_handle_t *out_handle,
    const char *model_filename
);

引数

  • [out] out_handle:作成されたハンドルが表示されます。

  • [in] model_filename:モデルファイルの所在パスを入力してください。

返り値:

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示、エラーになった場合はエラーコードが表示されます。

stid_facepro_calcpose_destroy_handle

機能:calcpose(head poseの計算)ハンドルを解放します。

定義:

STID_SDK_API
void
stid_facepro_calcpose_destroy_handle(
    stid_handle_t handle
);

引数:

  • [in] handle:解放するhead pose計算ハンドルを入力してください。

返り値:ありません。

stid_facepro_calcpose_get_head_pose

機能:特徴点から顔の3軸角度及び両目間の距離を測定できます(3軸の測定順は次の通りです:roll→yaw→pitch)

定義

STID_SDK_API
stid_result_t
stid_facepro_calcpose_get_head_pose(
    stid_handle_t handle,
    const stid_landmarks_t* input_landmarks,
    stid_pose_t* out_head_pose
);

引数

  • [in] handle:初期化されたhead pose計算ハンドルを入力してください。

  • [in] input_landmarks:顔特徴点情報を入力してください。

  • [out] out_head_pose:計算結果head poseが表示されます。

返り値

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示、エラーになった場合はエラーコードが表示されます。

stid_facepro_quality_motion_sharpness_create_handle

機能:quality_motion_sharpnessハンドルを作成します。

定義

STID_SDK_API
stid_result_t
stid_facepro_quality_motion_sharpness_create_handle(
    stid_handle_t* out_handle
);

引数

  • [out] out_handle:quality_motion_sharpnessハンドルが表示されます。

返り値

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示、エラーになった場合はエラーコードが表示されます。

注意:

  • モジュールmotion_sharpnessは動画からぶれが最も少ない、顔がくっきりと写っている1フレーム画像を選択します。

stid_facepro_quality_motion_sharpness_destroy_handle

機能:quality_motion_sharpnessハンドルを解放します。

定義

STID_SDK_API
void
stid_facepro_quality_motion_sharpness_destroy_handle(
    stid_handle_t handle
);

引数

  • [in] handle:解放するハンドルを入力してください。

stid_facepro_quality_motion_sharpness_reset

機能:quality_motion_sharpnessハンドルをリセットし、フレームをセットし直します。

定義

STID_SDK_API
stid_result_t
stid_facepro_quality_motion_sharpness_reset(
    stid_handle_t handle
);

引数:

  • [in] handle:初期化されたquality_motion_sharpnessハンドルを入力してください。

返り値:

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示、エラーになった場合はエラーコードが表示されます。

stid_facepro_quality_motion_sharpness_get_score

機能:入力された1フレーム分画像のmotion_sharpnessチェックスコアを取得できます。スコアと画像のクリア程度は正比例します。

定義:

STID_SDK_API
stid_result_t
stid_facepro_quality_motion_sharpness_get_score(
    stid_handle_t handle,
    const stid_landmarks_t *input_landmarks,
    float *out_score
);

引数:

  • [in] handle:初期化されたハンドルを表示します。

  • [In] landmarks:当フレームの顔特徴点情報を入力してください。

  • [out] out_score:生体検知のスコアが表示されます(通常スコア範囲:0~1)

返り値:

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示、エラーになった場合はエラーコードが表示されます。

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