2.2.10. 顔特徴抽出

Windows/Linux/Arm_Linux 用のAPIは、以下の解説をご参照ください。

stid_facepro_feature_extraction_create_handle

機能:モデルファイルをロードして、feature_extractionハンドルを作成します。

定義:

STID_SDK_API
stid_result_t
stid_facepro_feature_extraction_create_handle(
    stid_handle_t* out_handle,
    const char *model_filename
);

引数

  • [in] model_filename:モデルファイルの所在パスを入力してください。

  • [out] out_handle:初期化されたハンドルです。利用しない場合は、stid_face_feature_destroy_handleを呼び出してリソースを解放する必要があります。

返り値:

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示、エラーになった場合はエラーコードが表示されます。

stid_facepro_feature_extraction_destroy_handle

機能:feature_extractionハンドルを解放できます。

定義:

STID_SDK_API
void
stid_facepro_feature_extraction_destroy_handle(
    stid_handle_t handle
);

引数:

  • [in] handle:解放するハンドルを入力します。

返り値:

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示されます(エラーになった場合はエラーコードが表示されます)

stid_facepro_verify_destroy_handle

機能:特徴情報の取得に必要なモデルバージョン番号を取得できます。

定義:

STID_SDK_API
stid_result_t
stid_facepro_feature_extraction_get_version(
    stid_handle_t handle,
    int *out_version
);

引数:

  • [in] handle:初期化されたverify_destroyハンドル入力してください。

  • [in] out_version:モデルバージョン番号を表示されます。

返り値:

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示、エラーになった場合はエラーコードが表示されます。

stid_facepro_feature_extraction_extract

機能:1フレーム分の画像及び特徴点情報を入力することで、顔の特徴を取得できます。

定義:

STID_SDK_API
stid_result_t
stid_facepro_feature_extraction_extract(
    stid_handle_t handle,
    const stid_image_t* input_image,
    const stid_landmarks_t* input_landmarks,
    char **out_feature
);

引数:

  • [in] handle:初期化されたハンドルを表示します。

  • [in] input_image:1フレームの画像をロードしてください。画像中の顔向き方向は上下左右の四方向に対応しています。上向き顔画像を利用すると、生体検知パフォーマンスの高い結果が得られます。

  • [in] input_landmarks:顔特徴点情報を入力してください。

  • [out] out_feature:顔特徴情報が表示されます(APIによるメモリの配分を決めます。APIstid_facepro_feature_release_featureを呼び出してハンドルを解放する必要があります)。

返り値:

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示されます。エラーになった場合はエラーコードが表示されます(顔が検知されなかった場合は、STID_E_NO_FACEが表示されます)。

stid_facepro_feature_release_feature

機能:顔特徴データを解放できます。

定義:

STID_SDK_API
void
stid_facepro_feature_release_feature(
    const char *feature
);

引数

  • [in] feature:解放する顔の特徴情報を入力してください。

stid_facepro_get_feature_length

機能:顔認証に適用しているモデルで抽出したfeature_length情報を取得できます(st_feature_hea der_tの長さ情報を含まない)。

定義:

ST_SDK_API
int stid_facepro_get_feature_length(
    st_handle_t verify_handle
);

引数:

  • [In]verify_handle:初期化された顔認証ハンドルを入力してください。

返り値:feature length

stid_facepro_verify_compare_feature

機能:顔を1:1比較することができます。

定義:

ST_SDK_API
st_result_t stid_facepro_verify_compare_feature(
    st_handle_t verify_handle,
    const char *_feature_str1,
    const char *_feature_str2,
    float *score
);

引数:

  • [In]verify_handle:初期化済みの顔認証ハンドル

  • [in]_feature_str1:1枚目画像中の顔特徴コード

  • [in]_feature_str2:2枚目画像中の顔特徴コード

  • [Out]score:特徴類似度スコア(スコア範囲:0~1)。2つの顔の類似度はスコアに正比例します。類似度スコアに対してしきい値を低く設定すると、2つの顔が同じ人物と判断する結果が多くなり、しきい値を高くすると同じ人物の2枚の顔写真を異なる人物と判断する場合が増えます。 JCVはしきい値の設定値として「0.8」を推奨します。用途に合わせて、しきい値を調整してください。

返り値:

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示されます(エラーになった場合はエラーコードが表示されます)。

stid_facepro_verify_search_face_from_list

機能:1組の特徴アレイから顔を検索できます(1組のアレイに対して数量制限があるので、最大数を超えないように使用してください)。顔特徴アレイの数量制限は、サービス契約条件によります。

定義:

ST_SDK_API
st_result_t stid_facepro_verify_search_face_from_list(
    st_handle_t verify_handle,
    char *const *list_feature,
    int list_count,
    const char *query,
    unsigned int top_k,
    int *top_idxs,
    float *top_scores,
    unsigned int *result_length
);

引数:

  • [In]verify_handle:初期化済みの顔認証ハンドル

  • [In]list_feature:顔特徴情報のアレイ

  • [In]list_count:顔特徴情報の数(契約時の最大数より小さい数字を入力してください)

  • [In]query:検索する顔特徴の情報

  • [in]top_k:検索できる顔の最大数

  • [out]top_idxs:顔検索結果のインデックスのアレイ(ユーザーで割り当て及び解放を行います)

  • [out]top_scores:顔類似度スコアアレイ(ユーザーにより割り当て及び解放を行う) スコア範囲:0~1、類似度はスコアに正比例します。

  • [out]result_length:実際に検索された顔の数

返り値:

  • [return]:正常の場合はSTID_OKが表示されます(エラーになった場合はエラーコードが表示されます)

stid_facepro_verify_release_feature

機能:顔特徴の保存スペースを解放できます。

注意:

それぞれの顔特徴を使用後、リソースを解放するためにこのAPIを呼び出してください。

定義:

ST_SDK_API
void stid_facepro_verify_release_feature(
    const unsigned char *feature
);

引数:

  • [in]feature:取得した顔特徴情報

返り値:ありません。

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