3 データのバックアップとリストア
3.1 事前準備
3.1.1 backup_tool/config ファイルの修正
インストール時に設定した {senselinkge-standardalone}/config ファイルの設定に合わせて、{senselinkge-standardalone}/backup_tool/config ファイルのsenselink_config_path設定を修正します。
下記はconfigファイルの例です。実際のユーザー名とパスワードはconfigファイルを確認してください。
senselink_config_path=/path/senselink #SenseLinkのインストールパス
# mysql
mysql_user=senselink #senselinkユーザーのユーザー名
mysql_password=password #senselinkユーザーのパスワード
mysql_root_password=root_password #rootユーザーのパスワード
# mongoDB
mongo_user=sensekeeper #mongoDBのユーザー名
mongo_password=password #mongoDBのパスワード
# redis
redis_password=password #redisのパスワード２つのconfig ファイルはリストアの際に使用します。
バックアップスクリプトでは保存されないため、ファイルを別途保存しておいてください。
{senselinkge-standardalone}/config
{senselinkge-standardalone}/backup_tool/config
3.2 データバックアップ
インストールパッケージのディレクトリ {senselinkge-standardalone}/backup_tool で data_dump.sh を実行します。
./data_dump.sh all {バックアップディレクトリ}
例：
バックアップ実行時は、SenseLink GE Enterprise の Web UI の操作や API の実行は行わないでください。また、大量の顔認証の実行は控えてください。
バックアップを実行すると、バックアップディレクトリ配下に all/{実行日}のフォルダが作成され、バックアップデータが保存されます。
例：
3.3 データリストア
3.3.1 既存の環境にデータをリストア
既存のSenseLink GE Enterprise インストール環境に、バックアップデータをリストアする場合の手順について説明します。
インストールパッケージのディレクトリ {senselinkge-standardalone}/backup_tool で data_recovery.sh を実行します。
./data_recovery.sh {バックアップディレクトリ}/all/{日付}
例：
リストア実行時は、SenseLink GE Enterprise の Web UI の操作や API の実行は行わないでください。また、大量の顔認証の実行は控えてください。
リストアが正常に完了すると、以下のようなログが出力されます。
リストア完了後、従業員、ビジター、拒否リストといった登録者情報の変更は、デバイス側に自動的に反映されません。変更がある場合は、デバイスの再起動を実施してください。
3.3.2 バックアップデータから新規インストール
バックアップデータから、新しいサーバーにSenseLink GE Enterprise をインストールする手順を説明します。
手順は以下の通りです。
SenseLink GE Enterprise の新規クリーンインストール
backup_tool/config ファイルの修正
リストアの実行
1. SenseLink GE Enterprise の新規インストール
SenseLink GE Enterprise を新規にインストールします。インストール手順については、インストールマニュアルをご確認ください。その際、以下の作業を忘れずに実施ください。
ライセンスのアクティベーション
{senselinkge-standardalone}/config ファイルの修正
2. backup_tool/config ファイルの修正
{senselinkge-standardalone}/config ファイルに合わせて内容を修正してください。
3. リストアの実行
"3.3.1 既存の環境にデータをリストア" に記載された手順に従い、リストアを実行してください。
最終更新