SenseLinkサーバをシャットダウンの事前準備もしくはシャットダウンしてから、データ保存ディレクトリ全体をバックアップしてください。
データ保存先ディレクトリの場所は、 インストールパッケージ配下のconfigファイルから確認できます。
例: senselink_config_path=/data/sensetime/senselink
以下のコマンドで、データ保存ディレクトリ全体をバックアップディレクトリにコピーしてください。
cp -R [データ保存ディレクトリ] [バックアップディレクトリ]
バックアップ済みのデータ保存ディレクトリをリストアしてください。
cp -R [バックアップディレクトリ][リストア先ディレクトリ]
既存のデータ保存ディレクトリパスではなく別のディレクトリにリストアした場合は、インストールパッケージ配下のconfigファイルを更新し、新たなリストア先をsenselink_config_path に設定してください。
例: senselink_config_path=/data/sensetime/senselinknew
設定後は、サービスを再起動してください。
SenseLink GE Enterpriseの運用中に必要な手順について記載されています。
本マニュアルでは、ビルディングアクセスソリューションおよびAI温度検知ソリューションの管理プラットフォームであるSenseLink GE Enterprise V2.3.2(以下SenseLink)の運用中に必要な各運用手順について記載しています。
当マニュアルはIT部門に所属するお客様、Linux、Kubernetes、Docker、クラウドなどの利用・運用経験があるお客様を対象にしています。
新たなバージョンやパッチ(以下アップデートパッケージ)のリリース時、お客様にご利用いただいている環境をアップデートいただけます。アップデートでは新しいライセンスファイル、アクティベーションコードの再発行は不要です。
アップデートパッケージを任意のディレクトリへダウンロードし、解凍します。サーバーのTerminal(端末)を開き、root権限を取得してください。
アップデートパッケージに読込み、書込み及び実行する権限を付与してください。
※アップデートパッケージの保存ディレクトリおよびアップデートパッケージ名は、お客様の環境に合わせて変更してください。
以前のバージョンをインストール時に使用した設定が上書きされる為、再度設定する必要があります。設定の詳細については、SenseLinkGE Enterpriseインストールマニュアルを参照してください。
下記"/home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}"はインストールパッケージのディレクトリに置き換えてください。
HTTPでインストールされた場合、HTTP時の設定を必ず変更してください。
カレントディレクトリをアップデートパッケージのディレクトリへ変更してください。
update.shを実行してください。
データ修正完了後、ユーザーマニュアル等をご参照いただきながらSenseLinkをご利用ください。
SenseLink GE Enterprise をインストールした物理サーバ、または仮想サーバに対して、本ページでは「SenseLinkサーバ」と呼んでいます。
SenseLinkサーバをシャットダウンする前にSenseLinkサーバ内のDockerコンテナを停止します。
1.「端末/Terminal App」を立ち上げ、SenseLinkサーバのイメージファイルを展開したディレクトリディレクトリ内のpublicディレクトリに移動してください。
2. Dockerコンテナを停止します。Dockerコンテナの停止コマンドは以下です。
3. 次のコマンドを入力し、SenseLinkサーバのDockerコンテナの一覧を表示してください。
起動中、停止中すべてのコンテナの一覧が表示されます。以下のCONTAINER IDすべてのSTATUSがExitedになっていることを確認してください。
異なるサーバをシャットダウン・再起動しないように、対象サーバが本当に正しいのか必ず確認のうえ、作業するようにしてください。
サーバ本体の再起動は極力避けてください。必要な場合のみ、サービスを再起動するようにしてください。 もしサーバを再起動した場合は、必ずSenseLinikサービスも再起動してください。
SenseLinkが稼働しているサーバ(オンプレ/クラウドインスタンス)のシャットダウンや再起動に関しては、ご利用のサーバ環境に合ったコマンドをご参照・ご利用ください。
SenseLinkサービスを再起動する場合は以下のコマンドを利用してください。
同じディレクトリにrestart.shもありますが、一般ユーザー向けのサービス再起動はrestart_lightweight.shを実施してください。すべてのDockerサービスが起動されるまで時間を要しますので、しばらくお待ちください。
ライセンスのアクティベーション後にインスタンスを長期間停止後再起動するとUDIDが変更・ディアクティベートされ再度アクティベーションできなくなる可能性があります。 可能な限りインスタンスを停止しないようお願い申し上げます。 新しいUDIDのライセンスの再発行が必要な場合JCV製品提供窓口までご連絡ください。なお、ライセンスの再発行には数日頂戴する場合がございます。
アップデート手順は以上です。SenseLink GE V1.10.1またはSenseLink GE V1.10.7からV2.2.0以上のSenseLink GE Entepriseへアップデートを実施したお客様は、 をご参照いただきデータ修正を実施してください。
日付 | 改訂内容 |
2020/09/23 | 初版公開 |
2020/12/16 | 3.1節 データバックアップの内容を追加 |
2020/02/02 | 2章 アップデート時の説明を追加 |
2020/02/17 | 4章 OpenAPIアクセス制限設定を追加 |
2021/09/14 | 3.2節 データ保存ディレクトリの詳細説明を追加 |
2022/01/11 | 3章 データのバックアップとリストアの内容を更新 |
項目 | 方法 | 参照先 |
セッションタイムアウト設定 | vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/public/java_service/config/application-local.yml |
データ保存ディレクトリの変更 | vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/config |
サービスのタイムゾーンを変更 | vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/config |
証明書のコピー | vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/public/web_service/cert/ |
HTTP時の設定 | vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/public/run_all.sh |
ハードウエア要件チェックの回避 | vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/verify-env.sh |
データベースパスワードの変更 | vim /home/root6/Desktop/{senselinkge-standardalone}/config |
OpenAPIドメインの制限機能を変更できます。有効にすると、許可リスト内に登録されたドメイン名のみがOpenAPIにアクセスできます。
変更するには
check-ip-white-listの部分をtrueに変更してください。
変更・保存後、対象のdockerサービスを再起動してください。
OpenAPIアクセス制限制限機能を有効にした場合、ドメイン管理にエンドポイントを登録しないと、OpenAPI機能が使用できません。設定手順はAPIマニュアルのドメイン管理をご参照ください。