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SensePass

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イントロダクション

本マニュアルでは、ビルディングアクセスソリューションおよびAI温度検知ソリューションであるSensePassの各種操作説明に関する手順について記載しております。

1.1.1 イントロダクション

SensePassは独自に開発したディープラーニングの顔認識アルゴリズムをベースとした入退館管理エッジデバイスであり、企業、政府機関、公共機関のお客様に、顔認証による勤怠管理、出欠管理、来客受付及び入退館管理を目的としてご利用いただいております。さらに、デュアルカメラ・赤外線生体認識をサポートしている新世代の本人認証インテリジェントツールです。

1.2.1 外観図

1.1.2 特徴

  • 迅速かつ正確に顔を認証 300ms以内に顔を認識し、認証精度>99%、0.5m~2.0mまでの認識距離をサポートします。

  • 大容量認証ライブラリー SensePass本体に最大2万人分の顔データを保存できます。

  • 高度な認識機能 リアルタイム認識や顔のトラッキングをサポートします。横顔、一部遮られている状態、顔にピントがあっていない状態でも正確に顔の認識ができます。

  • 暗い環境での顔認証をサポート 最低照度0.5Luxまで顔認証をサポートします。別途フィルライトを増設する必要はなく、適度な画面輝度で、目に優しい、低輝度の周囲環境での利用に対応できます。

  • デュアル・赤外線カメラで生体認識 写真、動画、マスク、3D顔プリントなどによるなりすましを防ぎます。

  • 汎用的なインターフェース Wigand規格をサポートし、RESTful APIでサードパーティシステムに必要な機能を提供できます。

  • 多様な認証モード 多彩な認証方式からの選択、またはそれら認証方式を組み合わせて選択できます。

  • 異常アラートのアップロード SensePass本体の盗難、ゲート(ドア)突破、ドアオープンタイムオーバー、パスワードクラッキング、Non-Alive-Attackなどの異常アラート発生時、アラート情報をSenseLinkにアップロードします。

  • 多様な管理機能 従業員管理、ゲスト管理、デバイス管理、勤怠管理、従業員一斉登録、通行者管理、通行ルール管理、通行記録検索、記録データ出力、リモートアップデート等の機能を備えています。

ユーザーマニュアル

本マニュアルでは、言語設定が日本語の前提で用語や図が記載されています。その他の言語を設定してご利用になる場合は、用語や図の内容が異なる場合があります。その際は適宜読み替えてご利用ください。

SensePassのソフトウェアのバージョンによっては、一部項目において内容が異なる場合がございます。

1.2.2 プロダクト仕様

プロダクト名

SensePass

​

型番

SPS020-STD

​

特徴

主機能

顔認証による入退館管理、勤怠管理、生体認識

使用環境

屋内

​

外型寸法(mm)

162.22 × 91.30 × 15

​

重量(g)

315

​

筐体材質

アルミ

​

カラー

シルバー

​

カメラ

RGBカメラ

200万画素数カメラ搭載、1080P

赤外線カメラ

200万画素数カメラ搭載、1080P

​

赤外線フィルライト

搭載

​

OS

Android

Android7.1

インタフェース

ディスプレイ

5.5インチ 解像度:1280×720ピクセル

タッチパネル

静電容量式シングルタッチ

​

検知センサー

赤外線式

​

ブザー

搭載(2.7KHz)

​

電源ボタン

ピンホールド式

​

通信方法

イーサネット

10/100/1000Mbps イーサネット

WIFI

IEEE802.11b/g/n 2.4G

​

入出力端子

USB

USB2.0

I/Oリレー

COM/NO/NC

​

RJ45

10/100/1000Mbpsをサポート

​

RS485

サポート

​

プロダクト名

SensePass

プロダクト名

入出力端子

Wigandインターフェース

26、32、34bit のWigand入力と出力をサポート

GPIOインターフェース

3チャンネルをサポート

​

電源入力

DC12V MAX2A

​

電源入力

電源アダプター

DC12V MAX2A

POE給電

PSE CLASS4をサポート

​

動作環境

動作温度

-20℃~60℃

動作湿度

20%~90%、非結露

​

静電気保護レベル

IEC61000-4-2、LEVEL3

​

設置方法

壁埋め込み式

立体式

スタンド式

金属製ブラケット、隠ぺい配線設計、壁埋め込み式、盗難防止

1 説明内容

ここでは以下の項目について説明します。

1.3 壁かけ式設定方式の施工準備

デバイスのパッケージに壁かけブラケットが含まれています。ブラケットのサイズは下図を参考してください。壁かけブラケット寸法図

壁かけブラケットは標準86ボックス(中国のスイッチボックスの規格)に対応し、簡単に施工できます。

3つの設置方法は、すべて先に壁かけブラケットをセットする必要があります。壁かけ設置方法

設置手順:

①壁に穴をあける

②ねじ膨張チューブを入れる

③壁かけブラケットを設置する 

④SensePass本体を設置する

⑤SensePass本体と壁かけブラケットを付属の皿頭ねじで固定する

1.1 プロダクトイントロダクション

ここでは以下の項目について説明します。

1.2 デバイスハードウェア

ここでは以下の項目について説明しています。

1.1 プロダクトイントロダクション
1.2 デバイスハードウェア
1.3 壁かけ式設定方式の施工準備
1.4 SensePassの準備
1.5 SensePassアプリケーションについて
1.6 SensePassの設定
1.7 ソフトウェアアップグレード
1.8 各種法規制対応情報
1.1.1 イントロダクション
1.1.2 特徴
1.2.1 外観図
1.2.2 プロダクト仕様
1.2.3 SensePass 本体各部名称

1.5 SensePassアプリケーションについて

ここでは以下の項目について説明します。

1.5.1 アカウントの準備
1.5.2 ログイン
1.5.3 顔認識
1.5.4 スタンバイ設定
1.5.5 異常アラートのアップロード

1.5.1 アカウントの準備

SensePassを使用する前に、SenseLinkのライセンスアクティベーション及び初回ログインを行ってください。パスワードが初期設定のままの場合は、初期ログインができ次第速やかにパスワードを変更してください。

パスワードが不明な場合、管理者にお問合せください。もしくは、サービス開始のメールに記載してありますので、そちらもご確認ください。

1.5.2 ログイン

ここでは以下の項目について説明します。

1.5.2.1. アカウントログイン

1.5.2.2. デバイス登録

1.4 SensePassの準備

1. 電源の入れ方

SensePassを電源供給装置(PoE電源または12VDC電源)に接続してください。自動的に電源がOnとなり、SensePassが起動し、SensePassアプリケーションが起動、ログイン画面が表示されます。自動的に電源がOnとならない場合は、ピンホールド式電源ボタンを数秒押下してください。

2. ネットワークの設定

SensePassのログイン画面が表示されたら、ログインせず画面下部にある戻るボタン(◁)を2回押下してください。Androidのトップ画面が表示されます。

トップ画面を上にスクロールすると、アプリメニューの一覧が表示されます。[設定](Setting)を選択してください。

2-1. Wi-Fiで接続する場合

設定メニューの[無線とネットワーク]にある[Wi-Fi]を選択してください。

画面上部にあるWi-FiのONスイッチをONにしてください。接続可能なWi-Fiが表示されます。接続するWi-Fiの名称をクリックし、パスワードの入力他設定を行なってください。

2-2. 有線で接続する場合

設定メニューの[無線とネットワーク]の最下部にある[もっと見る]を選択してください。

[Ethernet]を選択すると現在の設定情報が表示されます。[Ethernet Ip mode]が[dhcp]の状態では、編集は行えません。手動で設定する場合は、[Ethernet Ip mode] を[static]に変更し、各設定値を入力してください。

1.5.2.1 アカウントログイン

SensePassを起動し、SenseLinkへ接続可能なネットワークに接続してください。

1. SenseLinkサーバアドレス設定

ログイン画面の右上にある歯車マークをタッチし、接続するSenseLinkのサーバアドレスを設定します。

注:サーバアドレスの最後尾に/slを付与してください。

2. ログイン

初めてシステムにログインする際、SenseLinkのアカウント名でログインする必要があります。

3. SenseLinkサーバアドレス変更

SensePassの設定メニュー画面中の「Switch Account」でログアウトし、ログイン画面の右上にある歯車マークをタッチし、サーバアドレスを変更します。

1.2.3 SensePass 本体各部名称

SensePass本体各部名称一覧

番号

名称

①

赤外線カメラ

②

RGBカメラ

③

光センサー

④

赤外線フィルライト(左側×2個)

⑤

赤外線フィルライト(右側×1個)

⑥

タッチパネル

⑦

検知センサー

⑧

LANポート(RJ45)(PoE給電をサポート、IEEE802.3at)

⑨

盗難防止スイッチ

⑩

ターミナルケーブルスロット

⑪

USB2.0ポート(USBメモリーに接続し、本体のソフトウェアのアップデートをサポートします)

⑫

ピンホールド式電源ボタン

​ターミナルケーブルスロットのピン配置

ターミナルケーブルスロットのピン配置一覧

端子

対応ケーブルのタグ&色

詳細

電源入力

Power

1(12V +)赤

2(12V +)赤

3(GND)黒

4(GND)黒

電源入力:DC 12V

I/Oリレー出力

Relay Configurable

5(NC)白

7(COM)黄

9(NO)青

・NC(ノーマリークローズ)・・・ リレーコイルに電源が接続されていない時にCOM(コモン)との間が閉じた状態となる端子

・COM(コモン)・・・ NO(ノーマリーオープン)とNC(ノーマリークローズ)に対し、共通の相手側端子

・NO(ノーマリーオープン)・・・ リレーコイルに電源が接続されていない時にCOM(コモン)との間が開いた状態となる端子

RS485

11 (RS485B) 黄

13 (RS485A) 青

15 (GND) 黒

RS485規格通信をサポート

Rex (ドア開錠ボタン)

(GPIO-C)

6 (IN+) 黄

12 (GND) 黒

ドア開錠信号の受信をサポート

(SensePass内のGPIO C-inputの設定で火災アラーム信号またはドア開閉センサーの受信にカスタマイズ可能)

Door Contact

(ドア開閉センサー)

(GPIO-B)

8 (IN+) 白

12 (GND) 黒

ドア開閉センサー(マグネットセンサー等)信号の受信をサポート

(SensePass内のGPIO B-inputの設定で火災アラーム信号またはドア開錠信号の受信にカスタマイズ可能)

Doorbell

(ドア呼鈴)

(GPIO-A)

10 (Doorbell) 緑

12 (GND) 黒

ドア呼鈴信号の送信をサポート

(SensePass内のGPIO A-outputの設定でアラーム信号の送信にカスタマイズ可能)

Output

14 (5V+) 紫

12 (GND) 黒

電源出力をサポート(DC5V MAX 500mA)

Wiegand Out

17 (DATA0) グレー

19 (DATA1) ブラウン

20 (GND) 黒

Wiegand(26、32、34bit)信号の出力をサポート

Wiegand In

16 (DATA0) 緑

18 (DATA1) 白

20 (GND) 黒

Wiegand(26、32、34bit)信号の入力をサポート

端子名称

詳細

PoE+(RJ45)

PoE+(IEEE 802.3at)による電源入力をサポート

SensePass本体各部名称
ターミナルケーブルスロットのピン配置
RJ差し込み口

1.5.2.2 デバイス登録

初めてデバイスでログインした際、デバイスを登録する必要があります。デバイスを登録するため、デバイス名(必須、最大50文字)および設置位置情報(必須、最大50文字)を入力してください。

デバイス登録画面

1.5.3 顔認識

ここでは以下の項目を説明します。

1.5.3.1 使用モード選択
1.5.3.2 顔認識
1.5.3.3 スマートフィルライト

1.5.3.2 顔認識

SensePassの主な機能は顔認識と本人認証です。顔をSensePassの認証エリアに近づけると、自動的に顔の認識を行い、通行者が誰かを正確に特定できます。

通行者を認識し、顔が遮られることなく正面カメラに向かい、保存された顔データと一致した場合、画面に認証成功と表示されます(表示メッセージは設定可)。認証する通行者の顔写真、名前、認証時間、その他設定情報(所属部門、役職、社員ID、身分証明書番号または任意メッセージ)を表示させることもできます。

顔認証が成功すると同時に、SensePassのトリガー出力ケーブルから無電圧接点信号がゲートまたはドアに送信されます。

  • SenseLink 内に通行者の登録情報がない場合、SensePass画面に“管理者へ連絡してください”と表示され、ドアまたはゲートは開きません。

  • 写真、動画、3D顔モデル、マスク等で顔認証をしようとする場合、SensePassの画面に“Non-Alive-Attack”が表示され、ドアまたはゲートは開きません。

1.5.3.1 使⽤モード選択

初めてデバイスでログインした際、ドアモードもしくはゲートモードのどちらかの使用モードを選択する必要があります。ドアモードは認識エリアに円形マスクがかかっていて、認識する際には顔を円形の枠内に収める必要があります。ゲートモードは画面全体が認識エリアとなります。

モード選択画面
ドアモード&ゲートモードの認識画面

1.5.4 スタンバイ設定

一定時間通行者がいない場合、デバイスは自動的にスタンバイモードになります。スタンバイモードになるとカメラやその他の機能がオフになり、消費電力を削減しデバイスの寿命を延ばすことができます。誰かが画面に近づいたり画面へのタッチが検知されたりすると、デバイスは自動的に認識モードに変わり通常通りに動作します。

スタンバイモード

1.5.3.3 スマートフィルライト

周囲環境が一定の輝度を下回りかつ赤外線センサーが通行者を検知した場合、自動的にフィルライトが点灯し、認証する顔に対して補光を行います。一定の時間を過ぎると、フィルライトは自動的に消灯します。

フィルライトモード
ログイン画面

1.5.5 異常アラートのアップロード

SensePassはハードウェアのステータスを監視し、対応するアラートまたはイベント情報をSenseLinkにアップロードします。アラートまたはイベントの種類は以下の通りです。

● SensePass本体盗難アラート SensePass本体後部にあるスイッチが押された場合(または押された状態から元の位置に戻った場合)、SensePass本体のブザーが鳴ると同時にSenseLinkにアラート情報を送信します。

● ドアまたはゲート強制突破アラート 通行者が規定の方法以外でドアまたはゲートの通行(突破)したことを検知した場合、SensePassの画面にアラートを表示すると同時にSenseLinkにアラート情報を送信します。

● 消防アラート GPIO入力トリガーケーブルに消防アラートシグナルを受信した場合、SensePassの画面に消防アラートを表示すると同時にSenseLinkにアラート情報を送信します。

● ドアマグネットタイムオーバアラート 設定項目「Door Open Time」の設定時間内に、ドアの開閉を終えない場合、SensePassの画面にドアマグネットタイムオーバアラートを表示すると同時にSenseLinkにアラート情報を送信します。

● Non-Alive-Attackアラート 写真、動画、3D顔モデル、マスク等で顔認証としようとする場合、SensePassの画面にNon-Alive-Attackアラートを表示すると同時にSenseLinkにアラート情報を送信します。

● パスワードアタックアラート SensePass本体のパスワードを5回以上間違えると、一定時間内パスワード入力が制限されると同時にSenseLinkにアラート情報を送信します。

1.6.2 デバイス情報

SenseLinkに登録されているデバイス情報は以下の通りです。

  • デバイス名

  • デバイス所在位置

  • デバイス番号

  • デバイスIPアドレス

  • デバイスシリアル番号

  • 会社情報

  • バージョン情報

1.6 SensePassの設定

ここでは以下の項目について説明します。

1.6.1 設定表示設定方法
1.6.2 デバイス情報
1.6.3 通行設定
1.6.4 システム設定

1.6.3 通⾏設定

SenseLinkでデバイス名、デバイス所在位置および会社情報を変更できます。

通行者グループ

SensePassとSenseLink間を同期することによって、通行者グループリストはSensePass側に同期されます。通行者グループをタッチすると、グループ内の従業員リスト及びゲストリストを確認できます。通行者検索機能として、部分一致検索方法、完全一致検索方法があります。通行者グループ

通行者グループ

1.6.4.1 機能設定

●サーバーアドレス 現在接続しているSenseLinkサーバーのアドレスを表示します。

●識別モード クライアント識別とサーバー識別のどちらを使用しているかが表示されます。識別モードはSenseLink側での設定によって選択されるため、SensePass側での変更はできません。

●ドアモード/ゲートモード ドアモード/ゲートモードから選択できます。ドアモードの顔認識エリアは円形マスク内となります。ゲートモードの顔認識エリアは全画面となります。

●認証モード 複数の認証モードから選択できます。ただし、サーバー識別モードの場合は認証モードは顔認証のみが表示されます。

1.6.4 システム設定

ここでは以下の項目について説明します。

設定変更を行った場合はSenseLink側の設定内容が優先的に反映されます

1.6.4.1 機能設定
1.6.4.2 顔認証に関する設定
1.6.4.3 入退館設定
1.6.4.4 システム設定

1.6.1 設定画⾯表⽰⽅法

SensePassの画面を2秒以上タッチし続けると、パスワード入力画面が表示され、パスワードを入力すると、設定画面に遷移します。

以下の種類の権限をもつユーザーで設定画面へのログインが可能です。

  • Super admin

  • Sub admin

  • Device admin

  • Device login admin

1.6.4.2 顔認証に関する設定

●アバター表示 認証時の顔写真表示をOn/Offに設定できます。初期設定はOnになっています。

●ユーザー名表示 認証時のユーザー名表示をOn/Offに設定できます。初期設定はOnになっています。

●認証インターバル 同一人物の認証を行う場合の間隔を設定できます。初期設定値は5秒となっています。1〜30秒の間で変更できます。

●生体認識 生体認識をOn/Offに設定できます。Onにすると写真やスマートフォンなどを用いた不正認証を防ぐことができます。初期設定はOnになっています。

● 生体閾値設定 生体認識の閾値を設定できます。数値が高いほど厳しく判定されます。初期設定値は0.98となっています。閾値を0.00〜1.00の間で変更できます。

● 顔一致度の閾値設定 顔一致度の閾値を設定できます。数値が高いほど厳しく判定されます。初期設定値は0.9となっています。閾値を0.00〜1.0の間で変更できます。

●顔認識距離設定 初期設定値は1.5mとなっています。閾値を0.5〜2.0mの間で変更できます。

1.7.2 SensePass本体でのアップグレード

アップグレードの準備

1.SensePass本体にUSBメモリから読み込んでアップグレードする場合は、事前にUSBメモリにアップグレード用のZipファイルまたはApkファイルを格納してください。

2.SensePassのシステム設定からUSBメモリを有効化してください。

3.ファイル形式(ZipまたはApk)により手順が異なりますので、この先はファイル形式に応じた章の手順に従って操作してください。

具体的なアップグレード手順については以下の項目で説明します。

1.7.2.1 ZIPファイルでのアップグレード
1.7.2.2 Apkファイルでのアップグレード

1.6.4.4 システム設定

●言語設定 SensePassアプリケーションの表示言語を英語、日本語、中国語から選択できます。

●オートリブート SensePass本体のオートリブートをOn/Offに設定できます。初期設定は、オートリブートをOn、リブートする時刻はAM2:00に設定されています。

自動再起動OFF時において、21日間の連続稼働を検証済みです。 ただし、端末の安定稼働のため、自動再起動OFF時には1~2週間程度を目安として定期的に再起動することを推奨します。(Android端末の一般的な挙動として、長期間稼働させると動作が不安定になる場合があります)

●オートスタンバイ設定 SensePass本体のオートスタンバイをOn/Offに設定できます。初期設定値は、オートスタンバイをOn、設定時間は5分に設定されています(通行者を検知しない時間がこの設定時間を過ぎた場合、SensePassが自動的にスタンバイモードに入ります)。

●USBキーボード・マウス デバッグ操作用のUSBキーボード・マウスの接続の許可・拒否を設定できます。初期設定はOffになっています。

●USBメモリ ソフトウェアアップグレード用のUSBメモリの接続の許可・拒否を設定できます。初期設定はOffになっています。

●リセット SensePassの設定を初期設定に戻すことができます。このメニューを実行した後は、SensePassへの設定反映のため再起動を行ってください。

1.6.4.3 ⼊退館設定

●ブザー設定 SensePass本体に搭載しているブザーをOn/Offに設定できます。初期設定はOnに設定されています。対応する異常アラートを検知した場合、ブザーが鳴ります。Offにすると、アラートを検知してもブザーが鳴りません

●ゲート(ドア)連動方法 ローカルI/Oリレー、ネットワークリレー、26bit Wiegand (24bit ID) 、 26bit Wiegand (8+16bit ID)、32bit Wiegand、34bit Wiegandから選択できます。

●ゲート(ドア)開き時間 ゲート(ドア)へのシグナル送信継続時間を1~30秒間から選択できます。初期設定は6秒となっています。

●GPIOインターフェース設定 合計3チャンネルの入出力を設定できます。

 ・GPIO-A-Outputは、None、Doorbell、Alarmから選択できます。

 ・ GPIO-B-Inputは、None、Doorbell、REX Button(ドアマグネットシグナル)、Fire Signalから選択できます。

 ・GPIO-C-Inputは、None、Doorbell、REX Button(ドアマグネットシグナル)、Fire Signalから選択できます。 Wigandシグナル入力は、Wigand26、32、34bitシグナルの入力をサポートしています。

1.7.1 SenseLink経由でのアップグレード

SenseLink経由でのOTA(遠隔アップグレード)については、SenseLinkユーザーマニュアルをご参照ください。

1.7 ソフトウェアアップグレード

SensePassのソフトウェアアップグレードは、SenseLink経由でのOTA(遠隔アップグレード)で行うことを推奨しておりますが、SensePass本体にUSBメモリから読み込んでアップグレードすることも可能です。これらの方法について以下の項目で説明します。

1.7.1 SenseLink経由でのアップグレード
1.7.2 SensePass本体でのアップグレード

1.7.2.1 Zipファイルでのアップグレード

1.顔認証画面を長押しタップし、パスワードを入力してメニューを開き、SensePassアプリケーションを終了してください

2.画面を下から上にスクロールしてアプリ一覧を開き、ホーム画面の[升級工具]を起動してください

3.右上の・・・をタップし、[本地升級]を選択してください。

4.再起動後、顔認証画面を長押しタップし、パスワードを入力してメニューを開き、SensePassアプリケーションを終了してください

5.画面を下から上にスクロールしてアプリ一覧を開き、[設定] (Settings)を開いてください

6. メニュー中ほどの[バックアップとリセット](Backup and reset)を開き、[初期化]( Factory data reset)→[タブレットをリセット] (RESET TABLET)を実行してください。

7. 再起動後、顔認証画面が表示されればアップデート完了です

8. 顔認証画面が表示されない場合は、画面を下から上にスクロールしてアプリ一覧を開き、”SensePass”を起動してください

1.8 各種法規制対応情報

規制物質使用状況

「電気・電子機器における特定有害物質の使用制限」で定められた規制物質リスト

使用周波数帯に関する注意事項

1.7.2.2 Apkファイルでのアップグレード

1.顔認証画面を長押しタップし、パスワードを入力してメニューを開き、SensePassアプリケーションを終了してください

2.ホーム画面の”APKInstaller”を起動してください

3.USBメモリに格納したApkファイルを読み込んでください

4.再起動後、顔認証画面が表示されればアップデート完了です

5.顔認証画面が表示されない場合は、画面を下から上にスクロールしてアプリ一覧を開き、”SensePass”を起動してください

2 リリース関連情報

こちらでは以下の項目について説明します。

2.1 リリースノート
2.2 最新バージョン対応状況

2.1 リリースノート

日付

バージョン番号

リリースノート

2020/3/10

1.2.3

・認証距離の設定幅を0.5m刻みから0.1m刻みに変更

・動作安定性向上のためのバグ修正およびパフォーマンス改善

2020/12/9

1.2.5

マスク検知精度の向上 マスクの色・形状によって顔認証精度の低下する問題を改善しました。

3 製品仕様書

SensePassの仕様が一覧可能な製品仕様書は以下のリンク先からダウンロードいただけます。

SensePass 製品仕様書

2.2 最新バージョン対応状況

ここでは最新バージョン1.2.5での各種対応状況について説明しています。

<前バージョンからの変更内容>

  • マスク検出の機能追加

  • セキュリティーの向上

  • SenseLinkのNTPサービスがONの場合、SenseLinkへログイン前に時刻同期を行うように変更

  • 一部日本語表現の改善

<本バージョンでの不具合修正内容>

  • 特定ポケットWi-Fiに接続できない問題修正

  • 特定条件でデバイスが頻繁に再起動する問題修正

  • 表示言語に関する一部不具合修正

<本バージョンでの既知の不具合内容>

  • マスク検知の設定がSenseLinkへの保存ができない

  • 特定SenseLinkサーバ間でのアカウント切り替えができない場合がある

  • 設定をデフォルトに変更する場合一部の補助機能の設定がデフォルトに戻らない場合がある

  • 文字表示が正しくない箇所がある