シードマシン: Diamond インストーラをダウンロードして実行するマシンです。シードマシンにできるのは、Linux システムを搭載し、パスワードなしにすべての Diamond ホストにアクセス可能な任意のマシンです。Diamond ホストをシードマシンとして使用することもできます。
Diamond ホスト: Diamond プラットフォームをインストールする 1 台以上のマシンであり、コンポーネントを稼働します。Ubuntu 18.04 / CentOS 7.4 オペレーティングシステムを搭載しています。
ワーキングマシン: Kubernetes クラスタ、Ceph ストレージ、ビジネスミドルウェア、およびアプリケーションをインストールする 1 台以上のマシンです。
デプロイメントアーキテクチャ:
Diamond プラットフォームは、水平展開と最小展開の 2 種類のデプロイメントアーキテクチャに対応しています。この 2 つのデプロイメントアーキテクチャの主な違いは、Diamond ホストの数です。
水平展開: 3 台の Diamond ホストと 1 台以上のワーキングマシン
最小展開: 1 台の Diamond ホストと 1 台以上のワーキングマシン
Diamond プラットフォームをデプロイする際、1 台の Diamond ホスト + 1 台のワーキングマシン
の環境を 1+1
と呼びます。同様に、3+6
の環境は、3 台の Diamond ホスト + 6 台のワーキングマシン
を指します。クラスタ環境を準備する際、以下の環境情報にご注意ください。
Diamond ホストを稼働するための最小システム要件は、8 コア CPU、16GB メモリ、100GB ハードドライブ、Ubuntu 18.04 / CentOS 7.4
です。
テスト環境では、少なくとも 1 台の Diamond ホストが必要です。 HA をセットアップする場合は、3 台の Diamond ホストが必要です。
Mercury ホストを稼働するための最小システム要件は、8 コア CPU、32GB メモリ、100GB ハードドライブ、Ubuntu 16.04 / CentOS 7.4
です。少なくとも 1 台の Mercury ホストが必要です。また、Mercury ホストの 1 つには、2 基のハードディスクが必要です。1 基は OS ディスク用、もう 1 基は Ceph
ディスク用です。2 基めディスクを備えたホストが 4 台以上あると、Ceph
サービスの HA が実現します。
Mercury コンポーネントは、 Diamond K8s 環境の最上位で稼働します。これらのホストは、Diamond 用語でワークロードホストとも呼ばれます。
デプロイメントや稼働中、Diamnod ホストからワークロードホストに対して ssh の実行が必要になることがよくあります。ホストのすべての IP アドレスを覚えるのに比べ、Diamond ホストの /etc/hosts
ファイルでニックネームを設定すると便利です。以下は、ニックネームの一例です。ニックネームを設定することで、ssh [nickname]
を使用して簡単にワークロードホストに接続できます。