Diamond プラットフォームのインストールプロセスの所要時間は、マシンや選択したコンポーネントに応じて、一般的に 1.5 時間から 2 時間です。そのため、インストールを開始する際に tmux
や screen
ツールを起動すると、セッションが中断してインストールに影響が及ぶといった問題を解決できます。
シードホストの /data
ディレクトリにログインして以下のコマンドを実行し、Diamond プラットフォームのデプロイを開始します。デプロイプロセス中のすべての出力およびエラー情報は、setup_diamond.log
ファイルに記録されるため、エラー発生時のトラブルシューティングに役立ちます。
インストールプログラムの実行中に詳細なログ情報を参照する必要がある場合は、該当する Diamond ホストにログインして tail -f /tmp/*.log
を実行すると、別の Diamond ホスト上にインストールコンポーネントの詳細ログが表示されます。
Diamond プラットフォームのインストールが完了すると、コンソールに文字パターンが表示されます。コンソールに Server error
と表示される場合は、インストール中にエラーが発生したことを示します。報告されたエラーコンポーネントに従い、該当する Diamond ホストで、コンポーネントの詳細なインストールログをご確認ください。 エラーのトラブルシューティング後、インストールコマンドを再度実行すると、エラーが発生した時点から、Diamond のインストールが続行されます。
ホスト稼働中、 Diamond ホストから他のホストに対して ssh の実行が必要になることがよくあります。このシナリオ向けにクレデンシャルを設定済みかもしれませんが、設定していない場合には、diamond.key
を Diamond ホストのプライベートキーとして使用できます。すべてのホストには Diamond パブリックキーが設定されています。
以下のスクリプトを実行すると、Diamond キーが現行セッションのプライベートキーのリストにコピーされます。
あるいは、Diamond キーを永続的にプライベートキーとして使用することもできます。
Diamond の現バージョンでは、k8s ワーカーホストに対する k8s の Kubernetes 構成は設定されませんが、ワーカーホストにサービスをデプロイするために Kubernetes 構成が必要です。この問題に対処するには、Diamond ホストの IP に対して以下のスクリプトを実行します。 通常、このスクリプトは 第1 SenseLink や CV ノードの IP で実行されます。
このセクションの内容はオプションであり、クラスタの稼動時に頻繁にホストに対して ssh を実行する場合に便利です。リモートでの操作には適用しません。
Diamond ホストの K8s 構成の設定
デフォルトでは、Diamond ホストには k8s の Kubernetes 構成は設定されていません。
使用頻度の高いコマンドのエイリアスの設定
トラブルシューティングの際に頻繁に使用するコマンドがいくつかあります。これらをコマンドエイリアスとして設定することで、ポッドの名前空間といった多くのパラメータを入力する必要がなくなります。